「SOB ♯023」
ミスター・バイクOBの“てっぺーさん”こと中尾省吾氏が“編集短”を務める フォト・マガジン「SOB(Son of a Bike)MAGAZINE」の最新号・第23弾が刊行された。特集はAMAスーパーバイクや鈴鹿8耐でヨシムラ・スズキを駆り、ロードレース世界選手権では最高峰・500cc クラスの1993年度チャンピオンを獲得、ぶっちぎりの優勝か転倒かというその攻撃的なライディングで世界はもちろん日本でも人気の高い“フライング・テキサン”ことケビン・シュワンツをピックアップ。
ヒューストンで両親がヤマハディーラーを経営していた影響により3歳からバイクに乗りはじめ、叔父への憧れから10歳でレース(モトクロス)の世界へ足を踏み入れプロを夢見るケビン、才能はもちろんのことだが、いくつかのタイミングの良さをモノにして1986年に世界GPデビュー。開幕戦の鈴鹿で初優勝という、フルシーズン参戦を始めた1988年以降の活躍はご承知の通りだが、世界GPでは欠番となっている彼のゼッケンナンバー“34”の由来なども知ることができる。ライバル、ウェイン・レイニーに対する闘志、そしてそんな彼へのケビンの想いは何度知っても心がグッと……。
他、インボイス制度のお話やカスタムバイク屋さんの作文など、毎度価格以上の満足感&清涼感。200円。