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レース・イベント

新型3モデルのジャパンプレミア! 旅するフラッグが感動のゴール! Vストロームミーティング2022
3年ぶりとなるリアル開催は、"旅の達人"Vストロームだけに降雨予報も何のその、Vストロームオーナー、Vストロームファン、スズキファン総勢1031名、672台がスズキ本社に集結した。会場で見るもの聞くものすべてはVストローム一色! ニューモデル初公開とその開発秘話、出会いと旅と再会のドラマなど、Vストロームを通じてすべての交流が喜びと感動に包まれた。
■V-Stromミーティング2022 2022年11月13日 静岡県 スズキ株式会社 本社特設会場 ■撮影・文:高橋絵里 ■取材協力:株式会社スズキ二輪https://www1.suzuki.co.jp/motor/




朝、スズキ本社正門から続々と入場するVストロームの絶え間ない列と、またたく間に駐輪スペースを埋め尽くしてゆく様子は、3年ぶりながらもすっかり恒例の光景だ。本社で開催という特別感もまたこのミーティングの魅力のひとつで、リピーターライダー達は「絶対に外せないイベントです!」と声をそろえる。

 

 

スズキ株式会社 鈴木社長による開会宣言と歓迎のご挨拶で、会場の熱気は一気に高まった。そしてなんと! 数日前にEICMAでワールドプレミアがおこなわれたばかりのVストローム800DEが、さらにVストローム1050DEとVストローム250SXの新型3台が、アンベールにより国内初公開された。さらに3モデルは順次国内販売予定とのことで、このジャパンプレミアの瞬間を体験した誰もが食い入るように3台を360度から眺めていた。

 

『旅するフラッグ2011-2022』は昨年12月、スズキ本社から冒険家の賀曽利隆さんがスタートライダーとなり出発、その後はVストロームライダー同士が出会った場で受け渡しを繰り返しながら全国各地に受け継がれていった。そして今日のこの日まで約11ヶ月間、37名のライダーによって旅をしたフラッグが、最終ライダーによってスズキ本社へ、感動のゴールを果たした。ラストライダーとして、緊張のあまり震える手でフラッグを鈴木社長に届けたのは、新潟県の『けろ』さんだ。フラッグを担って走った皆さんには、記念のスモールフラッグが贈られた。

 

『旅するフラッグ』の話題は、午後のゲストトークショーでも大いに盛り上がり、さらにこの日、サプライズ企画として『旅するフラッグ2022-2023』が発表され、スタートすることとなった。東日本編と西日本編、2つのフラッグが立候補とじゃんけんで選出された各第一ライダーに託され、また新たな1年間のフラッグの旅が始まったのだ。

 

 

相変わらずの賑わいはグッズ販売コーナーで、人気はイベントTシャツ、フェイスタオル、カトラリーセットなどのオリジナル商品だ。いずれも限定数で完売必至とあって長蛇の列が伸びる。ゲットできればひと安心で、出展ブースをのぞいて気になる商品を手に取ったり、展示の四輪『スペーシア ベース』を仔細に眺めたり、飲食ブースで地元の美味いものを楽しんだり、のんびりできる。

 
 

メッセージスナップコーナーもすっかり定着したプログラムのひとつ。『Vストロームと私』をテーマに自由に書いたひとことと一緒に撮影タイム、参加記念として根強い人気だ。

 

会場が静まり返り、誰もが真剣に聞き入る設計者トークショー。向かって左から安井信博さん(1050DE担当)、番匠哲也さん(800DE担当)、野尻哲治さん(250SX担当)の3名のチーフエンジニアが、各モデルの開発秘話から従来モデルの魅力までたっぷり披露してくれた。未舗装路の走行性アップのためモトクロッサーの開発エンジニアも加わったエピソードなど、ここでしか聞けない話題満載で、新型各モデル販売開始がますます待ち遠しくなる。MCノア セレン氏の、冴えわたる鋭い質問連射もまた楽しい。

 

笑いあり感動あり、ゲストトークショーは向かって左から、MCの浜崎美保さん、二輪ジャーナリストのノア セレンさん、冒険家の賀曽利隆さん、フリーライターの谷田貝洋曉さん、さらにサプライズゲストにレーシングライダーの津田拓也さん。津田さんもVストローム250オーナーとあって、デザインから走行距離の話までVストローム愛が炸裂、会場も大いに沸いた。
今年、Vストロームシリーズの歴史が20周年を迎えた。その記念として、会場で20歳の人を呼びかけると、なんと3名のハタチライダーが。3名ともにVストローム250で、東京や奈良などからのロングツーリング、ゲスト陣から記念品が贈られ、会場は暖かい拍手に包まれた。

 

株式会社スズキ二輪 濱本社長の御礼と閉会の挨拶に続いて、最後は雨のため特大テント内に集まって集合写真撮影がおこなわれ、Vストロームミーティング2022は終了した。また来年の再会を期して、Vストロームライフの充実と安全を願って。

 

降りしきる雨の中、レインウェア姿で帰路に就くライダーを「気をつけて!」「ありがとう!」と見送る社長とスズキスタッフ。お見送りは、ほぼ全員のライダーに向け長い時間続いた。

 

親子で参加、羨ましいですね!
賀曽利さんに恒例のサインを入れてもらいました。
この日の一番乗りライダーは千葉県から。

 

車重の軽さが決め手でした。
Gさん From愛媛県 Vストローム650

「KATANA乗りの友人がKATANAミーティングに行って楽しかったというので、今日は初めて参加しました。大型アドベンチャー系の中でVストロームは車重が一番軽いんです。荷物満載でキャンプにも行きます。今日は松阪市へ行って、久しぶりに息子と会う予定です」
美味しいものが豊富な静岡が大好き!
翔さん From大阪府 Vストローム650XT

「5年前に買ってからこのミーティングにはリピートしています。Vストロームの魅力はとにかく長距離がラクなことで、ロングツーリングによく行きます。静岡は結構好きな県で、このミーティング以外にもよく来るんです。美味しい食べ物が色々あるのがいいですね」

 

でかくてラクでコスパに優れたバイク
いちろくさん From東京都 Vストローム650

「『でかい・安い・ラク!』を基準に最終的に選んだのがVストロームでした。ハイ、期待通りのバイクです。先月は本州最南端の和歌山県潮岬に行ったんですが、だいぶ『最果て感』があって良かったです。次はぜひ日本海側、新潟県や福井県あたりに行ってみたい」
ワインディングを流すのも楽しいバイク
ゆうきさん From大阪府 Vストローム650

「乗っててめちゃくちゃラク、燃費もいいので航続距離も伸びます。社会人2年目で忙しくてロングツーリングよりもっぱら日帰りや1泊で、高野山の龍神スカイラインのような山道を流すのも楽しい。今日は欲しいグッズも買えたし新型モデルも見れて最高です」。

 





2022/11/30掲載