日本における自動車産業・学術・文化などの発展に寄与し、豊かな自動車社会の構築に貢献した人々の偉業を讃え、殿堂入りとして顕彰し、永く後世に伝承してゆくことを主な活動とする2001年設立の特定非営利活動法人「日本自動車殿堂」。
同法人は、スズキが1981年から2000年まで製造していた大型二輪車「GSX1100S KATANA」、1982年に国内で発売した「GSX750S」を歴史遺産車に選定した。「ホンダ・スーパーカブ」(選定2009年)、「ホンダCB750FOUR」(同2018年)、「ヤマハSR400」(同2019年)、「カワサキZ1/Z2」(同2021年)に続く二輪車の歴史遺産となった。また、スズキの製品としては「スズライト」(同2008年)、「初代ジムニー」(同2020年)に続き3回目となる。
今回の選定は「『日本刀』をイメージしてデザインされたスズキGSX1100S KATANA/GSX750Sは、欧州市場をはじめ日本でも高く評価され、スズキブランドの確立とシェアの拡大に貢献し、世界の二輪車市場で新しいジャンルを切り拓いた歴史的名車である」という点が評価されたという。
スズキ株式会社 鈴木俊宏 代表取締役社長のコメント
「世界中の『KATANA』ファンのおかげで、スズキの二輪車として初めて『GSX1100S KATANA』、『GSX750S』が『歴史遺産車』に選ばれたこと、大変嬉しく思います。
2019年に新世代へと進化した『KATANA』の開発コンセプトは『Forging a New Street Legend(新たなるストリートバイクの伝説を鍛造する)』ですが、これは『GSX1100S KATANA』、『GSX750S』を原点とし、刀鍛冶が鋼を叩いて鍛え上げ、丹念に強靭な刀を作り上げるように『KATANA』を鍛錬して作り上げたことを表現しています。
原点から脈々と受け継がれるその思いと共に、これからも『KATANA』を応援していただければ幸いです」
日本自動車殿堂
http://www.jahfa.jp/