Facebookページ
Twitter
Youtube

ニュース

世界各地で開催される“若手ライダーの登竜門レース”が日本でも

 「FIM MiniGP Japan Series」が、MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)の公認・承認競技会として実施することが発表された。主催は株式会社P-UP World、運営は、株式会社Moto-UPが行う。

 株式会社P-UP Worldの代表取締役中込正典社長は、2005年からレース支援を始め、2007年にはテルル・ハニービーRTとして鈴鹿8時間耐久に参戦を開始、長島哲太や山中琉聖などをサポート、ロードレース世界選手権(WGP)参戦を後押し、また大久保光の海外参戦を支援、スペイン選手権に羽田太河を送り込んだ。そしてバイクショップMoto-UPを2店舗経営するなどバイク業界に深くかかわる人物。


 中込氏は「全てのライダーの夢を叶えたいが、それは難しい。MiniGPを開催することで子供たちを支え、世界への足掛かりを掴む手伝いが出来たら」と主催、運営に乗り出すことにした思いを語った。ライダーへの直接の指導、アドバイスを担う長島は「MotoGP参戦に向けた技術向上とチャンスがある。世界を目指すなら、ここで、学べることは、実戦で生きることだと思う。若手ライダーの登竜門のひとつとなるようにサポートしたい」と語る。


 FIM MiniGPは、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が「Road to MotoGP」を掲げ、2021年に新設した10歳から14歳のライダーたちが参戦するレースだ。世界各地で開催され、マシンや競技規則、技術規則などを統一され、ワンメイク大会としてミニバイクは「Ohvale(オーバーレイ)」、タイヤは「Pirelli(ピレリ)」を使用する。

 2021年はアルペ・アドリア、フランス、アイルランド、イタリア、マレーシア、オランダ、北米、ポルトガル、スペイン、イギリスの10か所で開催されたが、2022年にはオーストラリア、オーストリア、インドネシア、カタール、そして日本が新たに加わわることになった。

 年間5戦、10レースが予定され、トップライダーは各国のシリーズ上位トップ3には、2022年にヨーロッパで開催が予定される「MiniGP World Final」に参加する権利が与えられる。「MiniGP World Final」勝者には、キャリアの次のステップとなる「Road to MotoGP」のプログラムの選考会参加または、直接の参戦が提供される。FIM MiniGP World Finalに出場し、MotoGPに続く選手権に昇進する可能性を手に入れることができる。


●参加年齢:2022年4月1日時点までに満10歳になっていること。2022年12月末日時点までに満14歳でなければならない。
●選考:レース経験者であること、過去の参戦歴参照、選考に性別問わず。
●参加費:110,000円(税込)を特別価格66,000円(税込)チームウェア1セット支給
※ライダー装備は、ヘルメットはアライ、レーシングスーツ、レーシンググローブ、チェストプロテクターはRSタイチ、レーシングブーツはアルパインスターにてサポート価格にて購入可能。

●FIM MiniGP Japan Seriesの開催日程
第1戦 2022年 4月16日(土) 筑波サーキットコース1000
第2戦 2022年 5月15日(日) ツインリンクもてぎ 北ショートコース
第3戦 2022年 6月19日(日) ツインリンクもてぎ 北ショートコース
第4戦 2022年 8月21日(日) テルル桶川スポーツランド
最終戦 2022年 9月4日(日) 筑波サーキットコース1000

各戦2レースを行い、全5戦10レースでシリーズタイトルを争う。


 エントリー受付は2月16日から開始し3月11日締め切り。審査後の3月15日にはエントリーライダーが正式に決まる。「FIM MiniGP Japan Series」へのエントリーは下記のURLより申し込みのこと。

「FIM MiniGP Japan Series」レースエントリーフォーム
https://forms.gle/ydF8fyPH7b4bJ8AN8

(レポート:佐藤洋美)







2022/02/16掲載