第126回 「夢ソ(×ゆめそ ○むそ)←もちろん意味はない」
好転どころか悪化するばかりのコロナ禍。誰が悪いわけではない(某国が根源という話はひとまずおいて)かもしれません。しかし、過去に学ばずその場しのぎのような対応を繰り返す日本の為政者は、まるで太平洋戦争時の大本営。いちかばちか的で開催するオリンピックは真珠湾攻撃? もちろん成功すると思っているんでしょうけれど、万が一のことはおそらく考えていないようですし。さらに学徒動員も……復興五輪、コンパクト五輪は今いずこ。さらに各局夜の報道番組、オリンピック開催に疑問を投げかけた後に、スポーツコーナーでは、もうすぐオリンピック、楽しみですね的な姿勢、これがジャーナリズムってやつですか? ふーん。
民間の世界に誇る日本のもの作り神話も怪しくなってきましたし、世界に誇る(誇った)優秀な官僚も、忖度だらけ。挙げ句に不正に走るし、さりとて身を挺して不正を告発しようとする官僚もいらっしゃるのに、肝心のトップが検証を否定するわ、不透明な中抜きがあっても監査はしない。こんなでたらめな政府を誰が支持するのかと思えば、都議選は勝者なしだそうです。
そんな日本の将来を憂慮して、頭の良くない私なりに考えたのが逆投票です。誰に投票すればいいのか解らない、だから行かないという方もいらっしゃるでしょう。そんな時「この人にだけは当選してほしくない」という人に反対票を投票するのはいかがでしょう。もちろん普通に投票するのもOK。得票数を集計した後、反対票を引いていくのです。選挙速報は簡単に当確を出せなくなりそうですし、「さあ、ここからが本番です」と最後までハラハラドキドキ。選挙自体もショーアップされて盛り上がるんじゃないでしょうか。
まずは候補者個人よりも、比例代表で実施したほうがいいでしょう。万が一得票数よりも反対票が多い場合は、もちろん政党交付金はカット。逆に1票いくらでペナルティ金を納めるとか。いや、そういう場合は議員自体が不要ということですから、議員定数自体を削減しちゃいましょう。ん? やばいっす! この素晴らしいシステムの最大の欠点は、投票率が上がると、議員がゼロになってしまうかもしれません(笑)。まあ、都議選も勝者(そもそも選挙は勝ち負けじゃなくて、当選後公約を果たす方が重要なんですが……)がいないのなら、なくてもいいんじゃん。
と、素晴らしい(自画自賛)政治ジョーク(なのか?)のあとは夢のお話です。夢と言っても、「立喰・ソ王においはなる!で、もはん」とか「立喰・ソ党で政権を取ったるで〜」(方言もどきになるのなぜでしょう)という、夢のある話のほうの夢ではありません。寝ている間に勝手に脳内で繰り広げられ、お金も手間もかからない方の夢です。ちなみに英語ではどちらもDream。某メーカーの「power of dream」も「夢の力」だけではなく「寝言言ってんじゃねーよ」的な意味にもなるような、ならないような、ならないでしょう。たぶん。
某地方の某店に入ると、店内は朝の東海道線上り列車が川崎を発車した状態のラッシュで身動きがとれません。そんな状態でみなさんどんぶりを抱えてふうふうずるずるすすっているのです。なのに、どんぶりをひっくりかえしたり、おつゆをとばしたりしないというまさに神業。もちろん私もぎゅうぎゅうの中、普通にソをすするのです。もちろん夢ですから。そんなことより、ソをすすってもまったく味がしないのです。パンチが効いているはずなのに。遠路はるばるやってきたのにああ、それなのにお湯を飲んでいるようで全く味がしないのです。こんなに味が変わったのかと落胆して店を出たら、これが全く知らない立喰・ソでした。もちろん夢ですから、辻褄なんて合わなくても問題ないのですが、全く味がしない夢というのは、昨今あまり目覚めのいいものではありません。夢は夢のまま、そんな日が来ないことを願いつつ、ちょっとどきどきしながらソをすすって「ああ、ちゃんと味がする」と安堵する朝が続いてください。
こんな夢を見るとはストレスが溜まっているのでしょうか。どうせ見るなら神田そばが復活、しかも会社の前とか、一由の新店開業、しかも我が家の横とかそんな夢のような夢を見たいものです。ちなみに夢占いによると、味のしない夢は「物事を迷っているか、受け入れに変化が生じている」だそうです。生まれてこのかた、毎日迷子の私ですから、今さらなんですが、見た夢が吉夢だった場合は「成長したしるしであり、頑張ってきたことが周囲に認められる」だとか。満員の立喰・ソでソをすするのは吉夢? それとも悪夢で?? みなさん、今夜はいい夢をみられますように。
全く実のない話ばかり(いつものことです)なので、ラストはクイズです。以下のチラシは、幻になってしまった立喰・ソのものです。どこのお店かわかりますか? 写真をクリックすると正解が見られます。
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