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セローの歴史を図鑑のように辿る

 1985年に初代が登場したヤマハ・セロー。バイクブームは高性能化へと一直線に突き進んで行く中、時代に逆行するかのように、突出した性能も装備も持たないセローは、「マウンテントレール」という新たなジャンルを提唱した。「二輪二足」「立てばトライアル、座ればトレール、走る姿はカモシカのよう」など、セローの本質を表した名言どおり、林道でも街中でも素直で扱いやすいセローの特性は、以後の歴代モデルにことごとく受け継がれていった。

 あれから35年、幾多のモデルチェンジを繰り返し、幅広い層のライダーに愛され続けたセローは、昨年生産終了が発表され、有終の美を飾るファイナルエディションが発売された。

 そんなセローの誕生からファイナルエディションまで、国内で販売されたセローを網羅したムック「All about SEROW-セロー大全-」が3月31日、モーターマガジン社から刊行された。図鑑のような構成で歴代セローと、同系エンジンの兄弟車を網羅。さらにファイナルエディションの開発者インタビューや主要モデルのインプレッション、セローコミュニティー「セローであそ部」代表の宮崎さんインタビューなども収録。セローの歴史をお手元に。

「All about SEROW セロー大全」
https://www.motormagazine.co.jp/_ct/17441481

2021年3月31日発売
A4変形 オールカラー132ページ
定価 1,480円(本体 1,345円)
モーターマガジン社刊









2021/03/31掲載