先日リリースされた1984年日本グランプリの続編とも言うべきレース映像が発売に。今回も熱狂的バイク&レースブームを象徴する1980年代の作品で、FIM公認の国際格式として開催された1985年の全日本ロードレース選手権・第11戦 鈴鹿大会の模様を収めたもの。同年の鈴鹿8耐で優勝を果たし、世界GPでも頭角を現したワイン・ガードナーが500ccクラスとTT-F1クラスにダブルエントリーするという、今では考えられないような事も普通にやってのけて見せている。
500ccクラスは、 この年日本で負け知らずだったホンダのガードナーとヤマハの平 忠彦、スズキの水谷 勝による争い。前戦の菅生で転倒しノーポイントだった平、優勝して3ポイント差に迫った水谷による全日本タイトルの行方が見どころに。
TT-F1クラスでは、8耐でケニー・ロバーツが記録したラップレコード(2分19秒956)を破ることに燃えていたガードナーがタイムを更新しポール・ポジションを獲得。ポイントリーダーの徳野政樹が欠場したことによりモリワキの八代俊二、躍進目覚ましいヨシムラの辻本 聡によるタイトル争いは、決勝レースでガードナーに次ぐ2位入賞で、辻本にとってもヨシムラにとっても初となる栄冠に。
本編54分。 特典副音声として、当時このレースに出場していた辻本、八代が全日本の状況や「今だから話せる」貴重なエピソードを収録。2,800円(税別)。書店、バイク用品店、メーカー直販にて先行発売中。
「1985日本グランプリ・オートバイレース」
ウィック・ビジュアル・ビューロウ
http://wick.co.jp