以前、ワタシが住む高円寺の南口駅前すぐのところに、居酒屋がオープンしたことがありました。
入り口の前に「モツ煮が自慢のお店です!!」との張り紙がしてあり、こじんまりとしたいい雰囲気の店だったし、モツ煮も好物なので、さっそく入ってみたのです。
まずはビールでのどを潤してから、その自慢のモツ煮を頬張ったのですが、モツをかみ締めると、なんと微かにウ○コの味(食べたことないけど、わかりますよね)がするのです。すぐに吐き出しました。
モツを調理するためには何度も何度も下処理をして、ようやく食べられるようになるハズなのに、一体どういうことなのでしょうか?。
腕に自信がある料理人が、慣れで、ロクに味見もせず、適当に調理したのか?、それとも、元々たいした知識もないヤツが脱サラで始めた店だったのか? 店長の顔は見てないけど、ビールだけ飲んで、さっさと出てきました。
ちなみにその店、一ヶ月もしないうちに、ツブれていましたよ。
ワタシは子供の頃からあまり「食」に興味がなく、少しだけ腹が満たせればそれでよし……、といった感じなので、これまで食べ物で感動したことって、あまりないんですよねぇ~。
皆さんは地方にツーリングに出かけたときは、地元の名物料理を好んで食べられるのでしょうけど、ワタシは、食の宝庫、金沢に行ったときでさえ、駅の立ち食いそばを食べて帰ってきたくらいなのです。ま、立ち食いそばは、大好きなんですけどね。
あ、でも、そういえば、出雲に行ったとき食べた「割りごそば」はおいしかったなぁ。
塗りの赤い器が三つ重ねてあり、そばが入ってるんですが、それぞれで薬味を変えて味わうのです。それまで食べてきたそばとは香りも舌触りもまったく違っていて、おツユも最高だったし、あれは本当においしかった思い出があります。
そうそう、佐渡で泊った旅館の朝食もおいしかったなぁ。なんてったって地元で取れたお米の味が、なんだこれ? ってくらい甘みがあって、焼き魚とか、野菜の煮物とかたまらないくらいおいしくて、普段ほとんど食べないのに、朝から三杯もおかわりしちゃいました。
四国の金比羅さんの参道で食べたうどんもおいしかった。博多のコシのないうどんを食べてきたワタシなので、モチモチとしたコシのあるうどんは新鮮で、不思議な触感でした。おツユの塩味が濃いのがちょっと残念でしたが、でもおいしかったです。
お伊勢参りしたとき、松坂で食べた味噌カツ丼は今イチでした。スミマセン松坂の皆さん。カツはムチャクチャおいしかったんですけど、タレの味噌が甘ったるくて、ワタシにはちょっと……。卵とじでないカツ丼ならば、やはり長野に行ったとき食べたソースカツ丼がおいしかったです。
青森の有名な観光スポット、八食センターで食べた海鮮丼も最高でしたし、札幌のカニづくしは、6,500円も出したからうまいに決まってます。長崎の中華街で食べた本場の長崎チャンポンもおいしかったし、福島県の喜多方ラーメンはあっさり醤油スープがワタシ好み♥。あと、山梨県の白洲観光キャンプ場尾白に泊ったとき、受付のおばちゃんがくれた、手作りのキューリの漬物もおいしかったよなぁ~。
なんだよ、こうして昔行ったツーリングとか18きっぷ旅を思い出していたら、けっこううまいもん体験してんじゃんワタシ。
ま、今回もまたいつもと同じオチになってしまいますが、コロナ禍が収束して、自由に日本中を周れるようになったら、安くておいしいものを探しに旅に出たいものですよね。
あ~っもう、いったいいつになったら、マスク付けての生活が終わるんだよ~っ! ワタシはもう限界なんだよぉ~っ!!