世界トライアル選手権を戦うレプソル・ホンダ・チームのトニー・ボウが、8月25日に開催された第6戦 フランスGPで優勝。チームメイトであるランキング2位のカブリエル・マルセリとのポイント差により、最終戦を待たずにチャンピオンが決定。自身の記録を更新する18年連続18回目の王座獲得となった。
トニー・ボウのコメント
「まず初めに、今シーズンも素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したいと思います。タイトルを獲得するチャンスがあるときは、常にプレッシャーがあり、第1セクションのようにミスをすることもありますが、その後は最高の走りができ、素晴らしい勝利を得ることができました。レースを制してタイトルを獲得できたので、なおさら素晴らしい勝利です。今シーズンはとてもいい仕事ができました。自分のキャリアのなかでも最高のシーズンのひとつで、とても幸せです」
レプソル・ホンダ・チーム 藤波貴久 監督のコメント
「今日は素晴らしい日で、ボウ選手の勝利とタイトルを祝福したいと思います。ボウ選手は、素晴らしい才能と最高の結果を出すためにレースにかける努力を、改めて示してくれました。マルセリ選手のレースにも満足しています。スペイン大会でもこのレベルを維持して、ランキング2位を守ることが重要です。タイトル獲得までの道のりをサポートしてくれたHRC、すべてのスポンサー、そしてチームに感謝いたします」
ホンダ・レーシング(HRC)渡辺康治 代表取締役社長のコメント
「トライアル世界選手権での18連覇という快挙を達成してくれたトニー・ボウ選手の栄誉を称えたいと思います。今シーズンは開幕戦の日本GPから勝利を重ね、他の追随を許さない力強い走りを見せてくれており、今後の記録更新も期待しています。藤波貴久監督、チームスタッフ全員、レース活動を支えてくださっている多くのスポンサー様には心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。そして最後になりましたが、いつも熱い声援をいただいている、世界中のトライアルファンの皆様に改めてお礼申し上げます」