YZF-R15は、“移動手段”としてのバイクが主流のインド市場に、“走りを楽しむ”という新しい価値観を提案するモデルとして、2008年から販売している本格スーパースポーツモデル。インドのスポーツバイク市場では、ヤマハのフラッグシップモデルYZF-R1が憧れの存在となっており、YZF-R15は、その“YZF-Rシリーズ”直系のボディデザイン、スポーティな走行性、快適な乗り心地、市街地での扱いやすさなどが、質の高いものを求める大学生や若年層を中心に支持されているという。
　

YZF-R15M。「シルバー」。デラックス仕様。

YZF-R15。「ブルー」。

YZF-R15。「ブラック」。

YZF-R15。「レッド」。

　今回モデルチェンジを行うYZF-R15は『Realize R Spirits』をコンセプトに開発されたという。主な特徴は、（1）高い剛性バランスで、優れた路面追従性・走行性をもたらす倒立式フロントサスペンション、（2）ヤマハの小型二輪MT車初採用の、滑らかな発進性・走行性を支援するトラクションコントロールシステム、（3）ヤマハの単気筒モデル初採用のクイックシフター（デラックスおよびスタンダード仕様のブルーにのみ搭載、シフトアップのみ）、（4）広い照射範囲とムラの少なさで高い視認性を実現するバイファンクションLEDヘッドランプ、（5）ハンドルにボタンを設置することで手元での操作を可能にした新型LCDメーター、（6）高速域での優れた空力特性をもたらす新型カウルをはじめ、R-DNAを極めたデザイン、（7）スマートフォンと連携してバイクライフを支援する“Y-Connect”アプリ対応など、「YZF-R1」スピリットを感じさせるクラス最上級の機能を装備したモデルとなっていりう。

　なお、スタンダードモデルをベースに、クイックシフターの搭載に加え、「YZF-R1M」を彷彿させる特別カラーを施したデラックス仕様（YZF-R15M）も同時に設定された。

　カラーは、YZF-R15Mが「シルバー」、YZF-R15が「ブルー」「ブラック」「レッド」の3色。価格は、YZF-R15Mが177,800インドルピー（メーカー希望小売価格、9月24日現在のレートで約26万6千円）、YZF-R15が167,900～172,800インドルピー。販売台数は、118,000台（インド国内）。