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ピアッジオグループジャパンが新エンジンを搭載したVespa GTS SuperTech 300を発売

 ピアッジオグループジャパンは、日常の移動からツーリングまで、幅広いシーンで楽しい走りを提供するベスパのラージボディシリーズ「GTS」のスポーツモデル“Vespa GTS SuperTech 300”(スーパーテック300)を、全国のベスパ正規販売店にて2020年3月13 日より受注を開始し、2020年4月上旬より出荷を開始すると発表した。
 

Vespa GTS SuperTech 300。

 
 このVespa GTS SuperTech 300 は、カラーTFTメーターパネルとベスパ史上最高のパフォーマンスを発揮し、23HPを超える出力を誇る新開発300HPEエンジンを搭載するモデルで、車体に散りばめられたイエローのアクセントがスポーツマインドをさらに進化させるという“ハイテクバージョン”だ。

 注目のエンジンは、278cc、4ストローク水冷単気筒、4バルブエンジンで、電子制御式燃料噴射システムが搭載されている。これは300HPE(ハイ・パフォーマンス・エンジン)と呼ばれ、燃料消費量とノイズを抑えると同時に、パフォーマンスと乗り心地を向上させるため様々なアイデアが盛り込まれているという。カテゴリートップクラスに君臨した前モデルと同じサイズで、サーモダイナミックパフォーマンスを最大限まで高めて摩擦を低減するベスパ史上最強のエンジンとなる。

 シリンダーヘッドは最新の鋳造施設から生み出され、完全に再設計された内部のコンポーネントが特徴を際立たせている。吸排気系統の形状と直径も見直され、インテークバルブとエキゾーストバルブの直径は3mm拡大。特にヘッドの形状が特徴的な最新型ピストンを採用したことで、非常に効率的な燃焼室が実現したという。

 SOHCシステムは、スライダーではなくローラータペットを搭載した新型ロッカーを採用し、流動性と耐久性を高め、さらにメカニカルロスを軽減している。カムシャフトのプロファイルも再設計。より良いバルブリフト特性を獲得し、さらに発生するノイズを低減することを実現している。新しい高圧マルチジェットインジェクターも導入され、より燃焼効率を改善。長さを最適化したマニホールドによる吸気ラインの見直しもあり、低い回転数での供給トルクを改善し、あらゆる速度で非常に滑らかな乗り心地を提供可能とした。

■Vespa GTS SuperTech 300 主要諸元
エンジン:HPE 4ストローク水冷単気筒SOHC4バルブ
総排気量:278cc
ボア×ストローク:75mm×63mm
最高出力:23.8HP(17.5kW)/8,250rpm
最大トルク:26Nm/5,250rpm
燃料システム:電子制御式燃料噴射システム
トランスミッション:無段階オートマチック(CVT)
クラッチ:自動遠心乾式クラッチ
フレーム:スチールモノコック
フロントサスペンション:片持ちリンクアーム油圧式サスペンション
リアサスペンション:4段階スプリングプリロード調整機構付きツインショックアブソーバー
フロントブレーキ:油圧式φ220mmステンレススチール製ディスク+ABS
リアブレーキ 油圧式φ220mmステンレススチール製ディスク+ABS
フロントタイヤ:120/70-12
リアタイヤ:130/70-12
全長×全幅:1,950mm×755mm
ホイールベース:1,375mm
シート高:790㎜
車両重量:160kg
燃料タンク容量:8.5L
製造国:ベトナム
希望小売価格:770,000円(消費税10%込)
カラー:グレー(専用色)、バルカンブラック

■ピアッジオコール03-3453-3903 http://vespa-japan.com/

2020/03/16掲載