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日本レース写真家協会報道写真展「COMPETITION」開催中!


 国内はもとより海外で行われる二輪、四輪によるレース、ラリーといったモータースポーツの感動や興奮を伝えるべく、幅広く撮影活動を行う報道写真家で組織された日本レース写真家協会(略称 JRPA)の報道写真展「COMPETITION」が今年も開催される。

 2026年日本レース写真家協会報道写真展「COMPETITION」が今年も開催されている。開催前夜には報道陣を含む関係者を招いた内覧会とパーティーが行われた。
 この報道写真展では、それぞれの会員の入会から現在までのベストショットが展示されている。また、パネル化できなかった作品はTVモニターで見ることができる。
 会長は「写真展は、一時、開催できていない時期がありました。自身が会長となった時に復活したいと一番に思ったことです。最高の結果を求めて格闘する選手たちの“生き様”を写し取り、記録していくことが我々モータースポーツフォトグラファーの仕事です。そんな思いを、展示される一枚一枚の写真から感じ取ってもらいたかった。カメラマンとしての渾身の1枚を選び展示するということはモチベーションになりますし、被写体への向き合い方も変わると思います。毎年、それぞれの思いを込めた写真を選び展示できることはとても大きな励みでもあり、それをたくさんの方に見て頂き、モータースポーツへの理解を深めていただければ」と語る。


 開会の挨拶の後、日本レースプロモーション代表・上野禎久氏が「1000分の1秒を切り取る写真家の皆さんの1秒が、いかにファンに感動を与えるのかというのを自身感じております。モータースポーツの神髄を伝える最高の写真を鑑賞する機会を楽しみにしております。これからもSNSなどの新しいメディアだけではなく、こういった機会が増えますことを応援させて頂きたい」と語った。
 乾杯は写真家の川名廣義氏が取り、フィルムからデジタルへと変わった写真の歴史やカメラマンたちの遍歴を語り、「写真家として、写真文化、車文化がこれからも広がってほしい」と音頭をとった。


 続いて「その年一番のフォトジェニック」を選ぶ「JRPAアワード」が発表された。会員(63名)の投票により2025年の「JRPAアワード」は、大賞に「豊田章男氏(MORIZO選手)」、特別賞に「スポーツランドSUGO」が選出された。

 大賞選出理由は「自らレーシングドライバーとしてさまざまなレース、ラリーに挑戦。スーパー耐久シリーズではカーボンニュートラルへの飽くなき挑戦の最前線に立ち活躍。またトヨタ自動車会長として、ROOKIE Racing代表として、そして2025年から日本自動車会議所の会長に就任し、『クルマをニッポンの文化に!』をキーワードとして、日本のモータースポーツの発展、国際交流にも尽力。また、その立場にも関わらず我々フォトグラファーに対しても多くのシャッターチャンスと爽やかな笑顔を提供いただいた」ことが理由。来場はできなかったが、ビデオメッセージで喜びの声を寄せた。


 JRPA AWARD 2025『特別賞』:スポーツランドSUGOとなり、1975年に国内有数のモータースポーツ・レジャー施設としてオープンし、今年で節目の50周年を迎えた。その間、数々の二輪・四輪カテゴリーの全日本選手権の開催はもとより、カート、モトクロス、スーパーバイクなどの世界選手権も開催し、数々の撮影機会を提供したことが受賞理由となった。


 スポーツランドSUGOの代表取締役社長の佐々木一成氏は「ここまで紆余曲折ありましたが、雨の日も風の日も暑い日も寒い日も、皆さまが迫力ある素晴らしい写真を撮って頂き、ファンの皆さんに提供頂きありがたく思っています。1982年にヤマハの開発ライダーである高井幾次郎選手が事故で帰らぬ人となり、メモリアルプレート、いわゆる石碑がコース脇に設置してあります。昨年、フォトグラファーの方が手を合わせて下さっているところをお見掛けしまして、年に一度挨拶させて頂いていると…高井選手が偉大ということでもありますが、リスペクトを持って写真を撮って下さった姿勢が迫力ある写真を生んでいるのだと感じました。ぜひ、お互いへの尊敬を持ってモータースポーツの発展に協力して行くことが出来れば、良い結果につながると信じております。今年もたくさんおいでいただいて、力のある写真をファンの皆さんに届けて下さい」と感謝を述べた。

 2016年度よりアマチュアフォトグラファーを対象としたモータースポーツ写真コンテストを開催しており、2025年の「JRPAモータースポーツ写真コンテスト」は、12月に開催された総会で全会員による投票を実施し、二輪部門・四輪部門の各グランプリが決まった。
 二輪部門グランプリにはキヤノン EOS R10 RF-S18-150 IS STM レンズキットが吉田雅彦氏から、四輪部門グランプリにはニコン Z fc 16-50 VR レンズキットが丸形純也氏から、それぞれ賞品として贈られた。

 二輪グランプリは中谷洋さんの「砂塵の彼方へ」、四輪部門グランプリは高宮一樹さんの「ナイトセッション突入!」が選出された。ふたりにはJRPA会員が持つ特製のストラップも贈られた。アマチュアカメラマンにとっては憧れのストラップで、これを持っているということは大賞受賞者の証である。


 ふたりとも4回目の応募でグランプリを獲得した。中谷さんは「昨年、初めて入賞させて頂いて、それだけでも嬉しかったのですが、今回はたまたまモトクロスを撮る機会があり、天気にも恵まれてこの写真を撮ることが出来ました。普段はロードレースを撮ることが多く、好きなライダーはたくさんいますが、その中では渥美心さんや尾野弘樹さんのファンです。今年も出来るだけサーキットに通い続けて、カッコ良い写真が撮れたらと思います」と語った。
 高宮さんは「まさか大賞を頂けるとは思っていなかったので“感無量”とはこのことだなと思います。父親がモータースポーツをやっていたので、自然とサーキットに行き、自分もドライバーを目指していた時期もありました。カメラを通してモータースポーツを語り合える仲間が出来て、またサーキットに通うようになりました。ドライバーやライダーへの尊敬があり、全員が好きではありますが、その中ではF1のランド・ノリス選手、同じ千葉出身で誕生日も同じ中村仁選手です。アマチュアではありますが、自分の写真をSNSで発表して、少しでもモータースポーツ文化を盛り上げ、自分の写真を通して関わって下さる方々の活力となり、その発展を応援出来れば良いなと思っています」と語った。
 各部門グランプリおよび入賞作品は会場に展示されている。

 最後は、展示してある作品のプリントまで手がけ、カメラマンの視点を忠実に再現することに重きを置き写真展を支える田中秀宣氏が挨拶した。
「最新の作品だけでなく、過去の作品を10点くらい展示させて頂いています。今見ると、また違った視点があり楽しんで頂けるのではと思っています。サイズは、これ以上大きくすると飾れなくなってしまうので、バランスを考えて展示しています。会場には撮影者がいる場合もありますので、捕まえて話を聞いてみて下さい。トークショーなどの企画もありますので、それぞれに楽しんでいただければと思います」と締めた。

 会期中の1月11日には15:00からギャラリートークを開催。会場にて撮影者本人がそれぞれの作品についてコンセプトやテクニック、そして「想い」を語る。JRPA会員との交流によって、モータースポーツフォトへの理解をより深める機会を予定している。
(文・写真:佐藤洋美)

【東京会場】
六本木AXISギャラリー
東京都港区六本木5-17-1 アクシスビル4F
会期:2026年1月8日(木)~1月13日(火) 10:00~19:00(土日も開催)
入場無料

【名古屋会場】
ビジュアルアーツ名古屋
愛知県名古屋市中区栄4-16-23
会期:2026年1月20日(火)~1月27日(火)
[平日・土曜]10:00~18:00/[日曜・祝日]10:00~16:00
※1月24日(土)は休館
※最終日1月27日(火)は16時まで
入場無料
★ギャラリートークは現在のところ未定。

【大阪会場】
ビジュアルアーツ大阪
大阪府大阪市曽根崎新地2-5-23
会期:2026年2月1日(日)~2月7日(土)
[平日]10:00~18:00/[土・日・祝日]10:00〜17:00
※最終日2月7日は15:00まで
入場無料
★ギャラリートークは現在のところ未定。

http://www.jrpa.org/news/2026/0108.html

2026/01/13掲載