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スター選手にファン歓喜、今年は1月12日よりスタート!

 車いすドライバーの青木拓磨が主催するレンタルミニバイクレースの最終戦「Let’s レン耐 THE FINAL」が埼玉県のサーキット秋ヶ瀬で開催された。41チームが参加して午前と午後の二組に分けられて3時間耐久レースが行われた。

 レースにはWGPでホンダチームアジアを率いる青山博一監督、Moto3クラス古里太陽、今季アジアタレントカップ王者の三谷 然、全日本ロードレース選手権JSB1000クラスの水野 涼、野左根航汰、ST1000クラスの伊藤元治、荒川晃大、スポット参戦した羽田太河ら豪華メンバーが参加した。

 株式会社ホンダレーシングの渡辺康治代表取締役社長、藤坂之敏取締役企画管理部部長らも駆けつけ、熱戦を見守った。


 青木拓磨もコースインしてライディングを見せ注目を集めた。

 レン耐は速ければ勝てるレースではなく、コースイン前には、けん玉やお絵かきなどの“競技”もクリアしなければならない。けん玉などのゲームは、指定時間内で出来なければ、時間がくるとコースインさせてもらえるルールだが、前車が、なかなかクリアできないと、後続チームは、じっと待たなければならない。なので、ライバルチームでも、早期のクリアには歓声が上がる。お絵かきの今回のお題はジブリ縛りだったが、アンパンマンの絵が混じっていたりもする緩さが魅力でもある。


 何より燃費計算が重要であり、燃費走行でバトンをつなぐ。それを踏まえてバトルが繰り広げられることもあり、今回は青山監督と古里の師弟対決、水野と野左根の対決など、レースとしての面白さは健在で歓声を集めた。

 今回で2回目参加の古里は、1回目参加時はファーステストラップに拘りアタックしていたが、今回は「こだわりなく楽しみました。また、機会があれば参加したい」と語った。三谷も「楽しい時間でした」と笑顔を見せ、ファンのサインや撮影に気軽に応えて、リラックスした表情を見せた。


 午後の部の「グロム5クラス」で優勝したのは「ちーむえいちあるしー」の佐藤朋則/青山博一/三谷然組。古里太陽が参加したチームは2位、水野 涼の参加チームは3位に入った。青山監督は「三谷の速さが勝因ですが、本来は楽しんでもらわなければならない立場なのに勝ってしまった」と反省しきりだったが、有名ライダーたちとの走行を楽しんだ参加者たちから盛大な拍手で祝福された。

 渡辺社長は表彰式のプレゼンターを務め、「これからもレン耐を応援します」とサポートを約束した。

 大会を主催する青木拓磨は「今年は20周年で、年間3000人が参加してくれました。昨年に比べても参加者が増えています。今回もたくさんの方が参加してくれました。来季も35回開催予定。バイクを楽しんでもらえることをテーマに今後も開催し続けたい」と語った。

 今年は1月12日、千葉県袖ケ浦フォレストレースウェイから始まる。

(文・写真:佐藤洋美)

レン耐
http://rentai.takuma-gp.com/


2025/01/10掲載