特集
ヒーロー達が駆った
CB400FOUR
1974年末に発売されたCB400FOUR。
最も熱い市場となっていく中型クラスの将来を見据えたかのようなデザインは、後に続くホンダ400cc直列4気筒モデルの指針となりました。
その人気は生産終了後も全く衰えることはなく、2024年現在、今も手の届くビンテージとしてストリートを駆けています。
その本質は何なのか。なぜ幅広い世代に支持されているのか、アフターマーケットは?
ソフト、ハード共々「ヨンフォアの今」をお伝えします。
市川 仁が絶版車を斬る
SUZUKI Goose350(1992)
1980年代に花開いたバイクブームでは、絶対的な速さを追求したレーサーレプリカだけではなく、様々なジャンルが発展しました。拡大する市場において、メーカーはあらゆる嗜好に対応するためのモデルを開発したのです。その一つがミドルクラスの単気筒ロードスポーツ。1980年代半ばに各社から出始め、そのエンジンはオフロードモデル用をベースとしていました。都会的なデザインのもの、トラディショナルなデザインのもの、スポーツ性を重視したものなどいろいろなタイプがある中で、いっそう大胆な姿で登場したのがスズキのGoose250/350でした。
レースの聖地でもあるイギリス・マン島にあるグースネックコーナーから名を冠したこのモデルは、レーシーな外観と独特な形状のダイヤモンドフレームを採用。エンジンはリセッティングを施し、250と350でそれぞれ異なる足周り設定とするなど、かなり力が入っていました。軽快でトルクフル、かつしっかりとパワーが伸びるエンジンという新しいシングルスポーツらしさの他に、グースはどんな特徴があるのか。それはずばり、コーナーリングなのです。
マニアックバイクコレクション
パルだらけのバイクカタログ
今や電動アシスト自転車は普通に沢山の人が使っていますが、原動機付の手軽な二輪として一般的に広がったものといえば、ソフトバイク。その元祖は、軽くてシンプルな車体に50ccのエンジンを搭載したホンダロードパルでした。初代は1977年に登場。しかも単一機種だけではなく、様々なバリエーションも展開したのです。普段の格好で乗ることができる車体や始動方式などメカニズム的に注目の内容が盛り沢山で、今見ても欲しくなってくるほど。詳しく紹介します。
弾けよ’90S&’00S
「ここから始まったトラッドシングルスポーツ」HONDA GB250 Clubman
1980年代に登場した新しい250cc単気筒エンジンモデル。その中でトラディショナルなスタイルで人気となり、長期間販売されたのがホンダGB250クラブマンでした。シックなカラーリングやロゴデザインも相まって、長年ビンテージモデルが好きな人はもちろん、特にバイクの歴史に興味がない人にも新鮮に映ったのでした。エンジンは前身モデルであるCBX250RS用がベース。低回転域からトルクフルで乗りやすく、しかも高回転域までよく回る性格は、いかにもホンダと言えるもの。「スポーツ」と呼ぶに相応しい内容でした。その真髄を堪能するにはどのような乗り方がいいのか。自身も所有したことがある筆者が語ります。
キリン「THE CHOSUKE RETURN」
連載漫画「雨は これから」は、作者東本昌平の体調不良により休載となりました。代わりとして、ヤングキング誌に掲載された「キリン」のスペシャルエディションを掲載いたします。
付録
B2サイズ 特大CB400FOURポスター
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