第5回目を迎えたVストロームミーティングは、朝から会場全体がソワソワ感にあふれていた。ことさら広く確保された駐輪スぺースが、ぎっしり埋め尽くされるまでの時間もあっという間、受付開始とグッズ販売開始を待つための長い行列も素早く伸びた。
来場したバイク907台は前回より実に344台増、Vストロームファン、スズキファン1239名は前回より355人増。回を重ねるごとに盛り上がっているが今回は記録的増加となり、そしてステージ脇に佇む白光沢のヴェイルに包まれた「噂のマシン」に注がれる熱い視線と共に、会場のソワソワ感は最高潮に。
スズキ株式会社 鈴木俊宏社長の開会宣言に続いて、「噂のマシン」がいよいよアンヴェイルの瞬間を迎えた。新型Vストローム1050XT、「The Master of Adventure 冒険の達人」と称するスポーツアドベンチャーツアラーの新たな愛称は「テン・フィフティ」。会場がどよめきに包まれた。
話題の新型、実車の全貌。車体色は1988年パリダカールラリー出場マシンDR-Z(ジータ)を彷彿とさせる特別色の『ヘリテージ・スペシャル』だ。「ぜひとも皆さんの“欲しいものリスト”に入れてください」と鈴木社長。さらにスズキらしいイエローカラーのモデルも併せて展示され、EICMAでの発表からわずか5日後の国内初お披露目サプライズに、ファンが2台をぐるりと取り囲んでの撮影タイムが始まった。
「これはもの凄いこと、感動しました、さすがスズキさん!」「今日は本当に来てよかった!」「ヤバイ、絶対に欲しくなる!」など誰もが興奮を隠せない。すると鈴木社長とゲストの風間深志さん、賀曽利隆さん、上矢えり奈さんがVストローム1050XTとの記念撮影に加わるというさらなるサプライズもあり、華やかなひとときとなった。
次は北海道4端にチャレンジ!
はちさん from愛媛県
「1000XTに乗って2年と少し、しまなみ海道~広島を通ってここまで8時間ほどの旅でした。連休のたびにロングツーリングしていますが、来年はぜひ北海道の4端を走破したい!」
とにかく台数に圧倒されて
アライさん from長野県
「ずっと気になっていた650を6月に購入し、初めての1泊ツーリングでミーティング初参加、こんなに沢山のVストロームが集まることにビックリです。いつか北海道にも行きたい!」
道中で仲間が増える楽しさ
寿さん from神奈川県
「クルーザーモデルからこの250に乗り換えて半年、軽い取りまわしと燃費の良さで通勤にも使っています。ソロで来ましたが途中2台と友達になって一緒に走ったり、楽しいですね」
撮影と聞きメットを被るシャイなヤツ
城田さん from群馬県
「今回は2泊で、ツーリングは大自然の中で眠るキャンプ旅が基本。航続距離が長くガス欠の不安がないVストローム650は自分のバイクの楽しみ方に合った最高の旅のギアです」