三重県鈴鹿市内に最先端の二輪&四輪のシミュレーターを常設する「平プロモート 鈴鹿LAB」(以下、鈴鹿LAB)がオープンした。
全日本ロードレース選手権に参戦するチームオーナーでもある平 和恭氏と、同じく全日本参戦チームを持つ宗和孝宏氏がタッグを組み、ドライバー、ライダーの安全とスキルアップを考え、そのための施設として誕生したのが鈴鹿LABだ。
オープニングイベントにはドライバーの上野大哲、ドリフトドライバーの山中真生、ライダーは全日本JSB1000の岡本裕生、ST600の阿部恵斗、西村 硝、伊達悠太らが駆け付け、本格的なシミュミレーターを体験した。
平氏は「実際のサーキットでの練習機会は限られています。そこで、最先端のドライビングシミュレーター、ライディングシミュレーターを使い、バーチャルながらリアルな走行体験を提供して、安全にスキルアップできる場をご用意しました」と語る。宗和氏は「安全を考えた時、身体作りは不可欠。この施設の2階には、トレーニング設備や宿泊施設もあり、合宿も可能です」と語った。
上野は「ゲームとは違い、最初はドライブするのが難しいと思います。それくらい本格的な走行ができるということでもあり、丁寧に乗らないとドライビングできない。なので、一般道を走る人にも勉強になると思います。安全運転に役立ちます」と話した。
中山は「自分はシミュレータ―を体験してからドライバーになったんです。シミュレータ―でコースを覚えて、実走でも行けるかなとコースに出ました。これからレースを始めようとする人には、シミュレーターで始めて見るのも良いのではと思います」とアドバイスする。
岡本は「腕上がりしそうになるくらい本格的です。コースを覚えるのに適していると思うので、もっと体験したい」と初めての体験を楽しんでいた。
阿部や西村は、何度も挑戦を繰り返し、すっかりシミュレーターに夢中だった。阿部は「自動モードでは、機械が動いてサーキットを疾走するので、トップライダーの本格的なライディングを体験できる」と言う。伊達は「実走のリズムを体験できるので、練習を続ければ速く走れるような気がします。何より、転倒してもコストはかからないしケガをしないから、思いっきりのライディングが出来る」と絶賛していた。
平氏は「鈴鹿を1号店として、いずれは全国にLABを広げ、多くの人に楽しんでもらいながらモータースポーツの理解を広めたい」と語った。宗和氏は「カフェの併設も進めているので、モータースポーツが好きな人たちの居場所となれるようにしたい」と言う。大きな可能性を秘め鈴鹿LABが始動する。
(レポート・写真:佐藤洋美)
施設紹介
四輪ドライビングシミュレーター「T3R」
株式会社アイロックが提供するプロフェッショナルモデルを2台常設。3Dフローティングフルモーションテクノロジーを採用し、実車の挙動を忠実に再現。
二輪ライディングシミュレーター「Devotion SIM」
スペインDevotion SIM社製で、国内で唯一の体験を提供します。3軸モデルによるバンクやピッチング、スライドの動きを体感できる。※現在はサービス休止中。開始時期は追って告知。
ラッピングサービス
ヘルメットやマシンのラッピング専門の施工技術者が常駐している。
レンタルスペース
2階にはフィットネス設備やシャワー室を完備。ミーティングスペースも備える。
キャンペーン情報
オープンを記念し、四輪ドライビングシミュレーターのフリー走行を特別プライスで体験可能。
キャンペーン内容
四輪ドライビングシミュレーター フリー走行
・10分:1,500円→1,000円
・30分:4,000円→3,000円
・60分:8,000円→5,500円
期間:~4月30日(火)
※キャンペーンには利用条件があり。詳しくはHPから問い合わせ。
平プロモート鈴鹿LAB
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000136070.html