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最年少は3歳、2023 DAIJIRO-CUP白熱!

※写真をクリックすると大きく、または違う写真を見ることができます。

 オリジナルポケットバイク74Daijiroで争われる『大治郎カップ』第4戦がサーキット秋ヶ瀬で行われた。
エキスパートクラスは、ランキングトップの田中 陸(9)が病欠となり、7台の参戦となった。ポールポジションは♯3田中楓人(12)でスタートからレースをリード。それに♯93中山結互(11)、♯77木村隆之介(8)が迫り、さらに♯79伊藤由揮(9)、♯37木村咲那(10)も追いつく展開となる。

 トップ争いの中で楓人が終盤転倒するという波乱となる。激しいトップ争いが続いたが、その中から抜け出したのは結互で連勝を飾った。ランキングトップとなった結互は「トップ争いがゴチャゴチャしていたので、最後に前に出て逃げた。大変なレースだったから、前の優勝よりも嬉しい」と笑顔を見せた。2位に隆之介、3位に初表彰台となった伊藤が入り、隆之介の姉・咲那が4位に入った。


 結互は今季限りで『大治郎カップ』卒業を決めており、来季に乗るNSFを今年の誕生日プレゼントにゲットしている。「まだ乗ってなくて見ているだけだけど、早く乗りたい。チャンピオンになって乗れるように頑張りたいと思っている」と、最終戦に賭ける。


 第3戦ではエキスパートクラスと混走だったフレッシュマンクラスは、単独開催。♯8下家丸絆穰(6)が好スタート、♯98高橋祐典(10)が追う展開となる。高橋が終盤に首位にたつが、下家が高橋をマークして接近戦となる。下家がトップを奪うが、最終ラップ最終コーナーで高橋トップを奪い、そのまま優勝のチェッカーを受けた。2位に下家。3位には♯1和智恒弦(7)、4位は♯星野隼人(10)となった。



 初心者クラスのバンビーノは、♯88下家みぶげん(5)が快走し優勝を飾る。2位には♯44入江竜之介(7)、3位に中村汐那(4)、4位は初レースの♯94河井悠鷹(4)となった。


 プレゼンターは全日本ロードJSB1000の伊藤和輝、J-GP3の大和 颯が務めた。次戦は12月3日、最終戦を迎える。

(レポート・写真:佐藤洋美)

https://www.daijiro.net/daijiro-cup/
https://www.youtube.com/watch?v=qu3Vejuqsbk(エキスパートクラス)
https://www.youtube.com/watch?v=BdeDxR8GBhw(フレッシュマンクラス)

大治郎カップ
参加している選手の最年少は3歳。年齢制限はなく、使用するマシンに合わせた3つのクラスに分かれ3月から11月のシーズン中、毎年5~6戦が行われています。『大治郎カップ』へのエントリーは簡単です、サーキット秋ヶ瀬のライセンスを持っていればだれでもエントリーできます。大治郎カップは年間5~6戦のシリーズ戦ですが、シーズン途中からのエントリーも可能で、日頃の練習成果を発表する舞台です。どんどん挑戦しよう!

大会で使用されるマシンは全長1mほどの小さなオートバイながらその運動性能は高く、本格的な走りで基礎技術を学べることから、これまで世界で活躍したほとんどの日本人選手がこのジャンルに類するカテゴリーで育成されました。







2023/10/15掲載