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名選手による名勝負、DVD映像で蘇る

「TBCビッグロードレース 1983」
「TBCビッグロードレース 1984」


 1977年にTBC東北放送が開局25周年(放送開始1952年4月)としてスポーツランドSUGOで初めて開催された「TBCビッグロードレース」。その映像が東北放送株式会社、株式会社菅生の協力によりDVDとして復刻、続々リリースされている。

 1983年、ケニー・ロバーツはフレディ・スペンサーと激しい闘いを繰り広げ、この年限りで世界GPから引退。同年、戦いの場をアメリカ国内のサーキットから世界GPへ移したエディ・ローソンはロバーツと師弟関係でもあるチームメイトに。第11回大会は、そんな両名がGPマシンを駆って登場となった。国内のライダーとしてはこの数年、木下恵司がロバーツとバトルを見せていたが、レースの1ヶ月前の日本グランプリ・オートバイレースでスペンサーを追走中に転倒、負傷欠場に。全日本ロードレース選手権・500ccで木下とのタイトル争いを制して初のチャンピオンに輝いた平忠彦、そして浅見貞男、上野真一、河崎裕之らベテラン勢が2人のGPライダーに挑む。本編約46分。3,300円。


 1984年10月7日に開催された第12回大会は、世界GPでスペンサーを破ってタイトルを獲得したローソンの凱旋レースに。この年、世界GP250ccクラスへチーム・ロバーツから参戦を果たしたウェイン・レイニーがローソンのチームメイトとして初の500ccレースに挑むこととなった。迎え撃つ日本勢は、この年に世界GPデビューも果たした全日本500ccクラス2年連続チャンピオンの平に河崎、上野、浅見といったヤマハ勢、そして4年振りに水谷勝がスズキRGB500を駆り参戦。国内外2人のチャンピオンの熱い走りは全国から集まった熱心なレースファンを魅了、水谷とレイニーの攻防も見応えあり。本編約46分。3,300円。





「GRAND PRIX 1999 総集編【新価格版】」
「GRAND PRIX 2000 総集編【新価格版】」


 当時の熾烈な世界GP最高峰レースの様子をうかがい知ることができるDVD作品シリーズ 「GRAND PRIX総集編【新価格版】」。

 その第17弾となる1999年シーズンは、5年連続世界チャンピオンであり絶対的な強さを持つ王者ミック・ドゥーハンの連覇を誰が止めるかに注目が集まるが、父親の元を離れスズキに移籍したケニー・ロバーツJr.が開幕戦マレーシアGPで優勝。さらに第2戦日本GPでも勝利を掴む。続く第3戦、1回目の予選で王者ドゥーハンが転倒、そのまま病院に運ばれ、診断の結果、肩や手首、膝を骨折していることが判明、シーズン中に彼がサーキットに戻ってくる事は無かった。1999年は日本人ライダーが活躍した年でもあり、岡田忠之が第7戦で500cc自身2度目の優勝を飾ると、第10戦、13戦でも優勝を果たしチャンピオン争いに食らいついていく。また、ノリックこと阿部典史も第15戦ブラジルGPにて、1996年以来3年ぶりとなる優勝を達成した。本編約73分、特典映像14分。2,530円。


 2000年シーズンは、絶対的な王者として君臨してきたドゥーハンが引退、新チャンピオンであるアレックス・クリビーレの王者防衛に注目が集まる。また、このシーズンから最高峰クラスにバレンティーノ・ロッシが参戦するなど、サーキットには新時代の風が吹き始めた。連覇を目指すクリビーレだったが、第5戦フランスGPこそ優勝を果たすが、その後は調子が上がらず波に乗り切れない。苦戦する王者を尻目にトップに躍り出たのは、偉大な父を持つサラブレッド、ロバーツJr.。ロッシも第4戦で自身初の500ccクラス表彰台に登壇し、第9戦イギリスGPでは早くも初優勝。ノリックは第3戦日本GPで優勝を果たす活躍を見せる。本編51分。2,530円。


ウィック・ビジュアル・ビューロウ
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2023/01/04掲載