1961年の全日本自動車ショー(東京モーターショーの前身)に出展された後に発売されたとは言うものの、ベースとなったスーパーカブと比べて圧倒的に資料は少ない二輪車「ハンターカブ」。販売期間も短く、未だに謎が多い“知る人ぞ知る”モデルのはずなのに、鮮やかな車体色を纏い、レッグシールドが取り払われブロックパターンのタイヤを履いたレジャー色の濃いスーパーカブをベースとしたモデルを多くの人が“ハンターカブ”と呼んでいるのは何故だろう? 2020年話題のニューモデル「CT125・ハンターカブ」が登場するまでの半世紀以上、その名称はずっと封印されたままだったのに……。
そんな最新モデルの登場を記念し、通称として“ハンターカブ”と呼ばれたモデルも集めたムックが10月5日(月)に発売される。アメリカのみで販売されていたハンターカブの原型とも言えるモデルから、初代ハンターカブ、CT50~110シリーズ、クロスカブ、最新のCT125までその歴史を集約。貴重な写真やカタログ、さらには1968年発売のCT50復刻インプレッション、さらにはシルクロードやモトラといったスーパーカブ・ベースではないCT兄弟まで網羅した、CTシリーズの保存版とも言える1冊。1,345円(税別)。
モーターマガジン社
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