1999年2月23日 モデルチェンジ
CB400SUPER FOUR(HYPER VTEC)
登場から7年目、車体、エンジンともに一新のフルモデルチェンジ。最大の特徴は中低速域では2バルブ、高回転域の6750回転に達すると4バルブとなる新型のHYPER VTECエンジン。
かつて空冷のCBR400Fに搭載された2→4バルブシステムREVとは仕組みがまったく異なる大進化系で、カムがリフターを介してバルブを直に押す方式は、量産車世界初採用。
最大トルクが大幅にアップした他、平成12年排出ガス規制に対応すべく、エキゾーストエアインジェクションシステム(二次空気導入装置)も採用された。
車体周りもホイールベースの35mm短縮、エンジン搭載位置10mmダウン、CBR900RRと同様のツーピースタイプボトムケースなどの採用と、乾燥重量で6kgの減量を果たした各部の徹底した軽量化により、より軽快でシャープなハンドリングを実現した。
車名は旧モデルと変わらずCB400SUPER FOURだが、便宜上HYPER VTECまたはVTECと呼ばれることが多い。
車体色はシルバーにブルーラインの入ったスペンサーカラーを思い起こさせるフォースシルバーメタリック(ストライプパターン)と、ソリッドカラーのキャンディフェニックスブルー、ブラックの3色。
●エンジン型式:水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ●総排気量(内径×行程):399㎤(55×42mm)●最高出力:53ps/11000rpm●最大トルク:3.9kg-m/9500rpm●圧縮比:11.3●変速機:6速リターン●全長×全幅×全高:2050×725×1070mm●軸距離:1415mm●車両重量:188kg●燃料タンク容量:18L●タイヤ前・後:120/60ZR17(55W)・160/60ZR17(69W)●発売当時価格:609,000円(ストライプは1万円高)
2000年2月1日 改良
CB400SUPER FOUR(HYPER VTEC)
ハンドルロック機構とキーシリンダーの改良、直結始動防止回路を新たに採用し盗難抑止対策を強化。
キーのエンブレムも新型になり、リアショックのスプリングは赤となった。
車体色はストライプパターンのイタリアンレッド、キャンディフェニックスブルーと継続のフォースシルバーメタリックで、ソリッドカラーは廃止されストライプパターンのみとなったため価格は619,000円に統一された。
2001年1月23日 カラー変更
CB400SUPER FOUR(HYPER VTEC)
イタリアンレッドに代わりソリッドカラーのブラックが復活。
フォースシルバーメタリックとキャンディフェニックスブルーは継続されたが、タンデムステップホルダーのカラーが変更されている。
ストライプパターンもソリッドも価格は統一され619,000円に。当時のホンダ車で流行したカラーオーダープランが新たに設定された。
これは、タンク、フェンダーとホイールなどのカラーを組み合わせるシステム。
スーパーフォアの場合は、キャンディグローリーレッド、ブラック、パールフェイドレスホワイト、キャンディオーシャングリーン、パールシャイニングイエローとスタンダード2色(ストライプパターンのみ)の7色のボディカラーに、マッドアクシスグレイメタリック、ロスホワイト、マグテックゴールドメタリックの3色のホイールを組み合わせた19パターン(全21パターンのうち3パターンはスタンダードと同色のため)が用意されていた。
価格はスタンダードから2万円アップの639000円。
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