TPS付ニューキャブレター装備
誕生から15年が経過した2000年代に入っても手堅い人気に支えられ続けたセローは、耐熱性、冷却性、信頼性に優れたメッキシリンダーと鍛造ピストンやアクセル開度情報を点火系マップに反映させるスロットルポジションセンサー(TPS)採用のφ33BSRキャブレター、リアホイール周りからの騒音を低減するスプロケット圧入式ホイールダンパー、サイドスタンドのしまい忘れを防止するサイドスタンドスイッチ、排出ガス規制適応のためのエアインダクションシステムを追加してマイナーチェンジ。カラーもシンプルなメタリック系になりイメージを一新した。
●エンジン型式:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ●総排気量(内径×行程):223cc(70×58mm)●最高出力:20ps/8000rpm●最大トルク:1.9kg-m/7000rpm●全長×全幅×全高:2070×805×1140mm●軸距離:1350mm●乾燥重量:108kg●タイヤ前・後:2.75-21 45P・120/80-18 62P●燃料タンク容量:10L●発売当時価格:389,000円
2002年4月12日 セロー225WE(BA-DG08J)
ヤマハブラック
ダークシアンメタリック8
389,000円
初のブラック
大自然をイメージしたナチュラル系グラフィックを採用し続けたセローの長い歴史の中で、ストリート系を意識してか初めてブラック系カラーが登場した。艶のあるヤマハブラックは、今までの穏和な雰囲気から一変しクールな雰囲気が漂う。
グリーン系のダークシアンメタリック8はシルバーリムに変更されて継続販売された。
2003年5月20日 セロー225WE(BA-DG08J)
ブルーメタリックC
ヤマハブラック
389,000円
カラーリング変更
前年に登場したヤマハブラックは引き続き継続販売となり、ダークシアンメタリック8が新色のブルーメタリックCへとチェンジした。
2004年1月23日 セローXT225WE(BA-DG08J)
ブルーメタリックC
ヤマハブラック
389,000円
225の最終モデル
225の最終型は、ヤマハブラックのカラー名に変更はないがグラフィックの変更によって、黒をさらに強調。ブルーメタリックCは継続されるというパターンの毎年一色づつのカラー変更が続いた。ちなみにカタログの写真はなぜか新パターンのヤマハブラックではなく、継続色のブルーメタリックCが使われており、しかもモノクロ写真のため2003年モデルと混同しそうで紛らわしい……。