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大田区区役所

大田区といえば、星セント・ルイスの「田園調布に家が建つ!」というギャグを思い出す(若い人はしらないだろうな)。そんなコントネタになるほど有名な高級住宅地の田園調布があるところ。
 ボク(濱矢)はそれほど遠くないところに住んでいて(高級住宅じゃないけど)、多摩川河川敷へランニングに行った帰りに豪邸の中を「ほほー、ほー、んー、立派ですねぇ」と建物探訪の渡辺篤史のように感嘆しながら散策する場所。でも、実際の大田区は、大森貝塚で有名な大森、蒲田行進曲で有名な蒲田といった、どちらかというと東京の南にあるけど下町的な風情があるところ。
 なんてったってその昔(それほど昔じゃないけれど)このWEBミスター・バイク、ミスター・バイクBGを編集している『東京エディターズ』があった(今は品川区)。ボクがアルバイトとして出入りするようになった時は2階建ての古い民家で、編集スタッフの部屋にはアルバイトの入り込む余地がないので仕事をする陣地は食堂で、安生さんが作ってくれたカレーを食べたり、用品カタログの住所録作成のため1000件の電話かけたりしたなぁ(遠い目)。当時の主力機はホンダのズークだったので、中野からトコトコと走って通ったっけ。その後、そこから編集部は引っ越し鵜の木へ。ここも大田区。かまぼこ板みたいな、ぬりかべみたいなビルだった。


夢で逢えたら(逢いたくない)


大田区
大田区

1日で区役所を全部回る苦行の最終到達点、ボクのゴールはこの大田区役所だった。

くたくたになって辿り着いた先にどんな素晴らしいオブジェがまっているのだろうか、と思っていたのに、目の前にはこんなぼよ〜んとしたのがいくつか……。

感動の気分はすぐに消し飛んで、区役所前の居酒屋でやけ酒を一杯やりたくなってしまった(飲んだら乗るな乗るなら飲むな。というかボクは下戸なんで一滴も飲めないけど)。

見た目には不思議な安心感もあるけれど、夜見ると結構不気味。表面は洗濯板みたいになっているから角が無くほっこりしているが抱きついたら痛い(やってみた)。

この人型が動き出して「このバイク何cc?、えっオレの軽より大きいんか」という“ナンシーちゃん” になったり、「これ何キロ出るの?」と聞く“何キロでんすかおやじ”になったら、かなりコワイ。

気がつくと後ろからついてきていたら楳図かずおの絵のような顔になって「ギャーッ!」と叫ぶね。夢にでてきそう。(濱矢)


最後にほっぽり出したので大田区役所には行ってません。夜中に行かなくて良かった……(時野)


きみの名は? (言わんでもよろしい)


大田区

ちょっと前にテレビで外国の人が「日本はいろんなものにファニーなキャラクターが描かれている。とても不思議。」というような話をしていた。

確かに、当たり前と思っていたけど指摘されるとそうだな、便秘薬から原子力発電所までキャラクターがあるもんね。

ゆるキャラブームなんて海外にはないんだろう。

これもそのキャラクター大国日本の産物。大田区役所のガラス壁に張られていた。

上に「ゴミ・減量・リサイクル」の文字がなかったら、なんのキャラなのかまったくワカランというステキさ。

さらに申し訳ないけどカワイイとは言い難い。おかちめんこである。

そのハンパに脱げている帽子はいらんだろ、帽子は!(笑)。 

なぜか驚いたような、ものすごくすっぱい梅干しを食べたような顔。

名前はあるんだろうか? 

関係ないけど時々、大田区を“太田区”と間違って書く人がいる。

木綿のハンカチーフになってしまうから気をつけよう。

「海辺なんだけど昔はタンボが多かったのか」なんて思っていたら大森と蒲田の一文字をとっただけなのね。安易でバンザイ!(濱矢)


下世話な話でたいへん申し訳けないんですが、デザイン料って、どれくらいするんでしょうね?(時野)


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[東京23区区役所 アートコレクション]

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