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板橋区区役所

板橋区役所って、首都高速道路5号線と中央環状線が交わっている板橋ジャンクションの真下にあったのね。見事なくらいジャンクションの中央なので、変な気が集まりそうに思える(根拠はないけど)。今回の企画がなかったらずっと知らなかったであろう。成増とかその辺にあるもんだと勝手にイメージしていた。意外と池袋(豊島区)に近いのね。
 板橋区は荒川を挟んで向こうは埼玉県の戸田市で、和光市とも隣接している。上京したての頃は高島平は埼玉県だと思っていた。ああ、赤塚の東京大仏行って『大仏サブレー』が食べたい。


立っていても座っていても願いはひとつ


平和を祈る

区役所前のいちばん目立つ場所にあったのがこれ。

右手を上げて左手を水平に伸ばして─────どこかでみたことが……、そう長崎の平和祈念像に似ている。

長崎のは座っているけどこっちは立っている。

このブロンズ像の台座には『平和を祈る』と入っていた。

似ているはず、長崎のと作者は同じだそうだ。

いきなり動き出して♪ おとこなぁ〜ら目立たなくっちゃ♪ と踊りそうである。

「そう顔なんて悪くたって三角筋だ〜♪」。このマッチョマンの穏やかな表情を見てると確かに心安らいで平和な気持ちにさせてくれる。

この銅像後ろ、石の屏風みたいな下からは演出のために水がちょろちょろっと出ているんだけど、ウォルター・ヒルの映画みたいに濡れた地面で格好良くなっていたらいいんだけど、ちょろちょろ具合が微妙で、「下の水道管が壊れているのかな?」と思ってしまいそうな感じだった。(濱矢)


平和を祈る

  私もこの像を一目見たとき、青春時代がプレイバックしました。愛して止まない原田知世ちゃんの生まれた町を一目見たくて、長崎まで下道ツーリング。知世ちゃんには会えませんでしたが(当たり前)、夏空の下で見て衝撃を受けた平和祈念像がダブりました。

テコでも動かないずっしりした存在感と、ずばっと突き抜けるように強い意志を示した腕。

そうなんですか、作者が同じなんですか。

作風って出るもんですね。

そういえば、このコメントも豆知識と風刺とクスッと笑いのリミックスされた濱矢コメントと、擬音や抽象的あいまいな表現で逃げる私のコメント。

おのおのの性格、作風ちゃんと出ています。(時野)


ひっそりとアート


緑と文化の碑

巨大な銅像ばかりに気を取られてしまいがちなんですが、その脇、陽の当たらない(色々な意味で)植え込みにも芸術発見。

東南アジアの民芸品のうちわか、宗教用具を連想させるこの作品のタイトルは「緑と文化の碑」。

表の巨大像のインパクトが強すぎてこれ以上コメントはまったく思いつきません。(時野)


あれ? こんなのあったなんて気づかなかった。

名が『緑と文化の碑』なので確かに木だと判るんだけど、銅鐸のようであり、どこかナウシカに出てきそうな感じでもある。

よく見ると身の回りにはオブジェだらけなんだよね。(濱矢)


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[東京23区区役所 アートコレクション]

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