ビッグスクーターに押されて風前の灯火のように思われていたカテゴリーと誰もが思っていた、250ccクラスのスポーツバイク。
しかし、終わっていたわけではなかった。
250ccクラスにはまだ潜在的スポーツバイクユーザーという埋蔵金が眠っていたのだ。スクーターだらけという状態に、そろそろ飽きてきたのかもしれない。
2008年暮れに登場し、250ccスポーツ久々のクリーンヒットとなったカワサキのニンジャ250Rのヒットの裏には、比較的安価な価格設定だけでなく、スポーツするバイクという姿が新しさと所有感を大いにくすぐったとも言えるのではないだろうか。
そのニンジャに待ったをかけるように昨年3月、ホンダからニューVTRが発表された。
発売開始からほぼ1年半、コンスタントに売れ続けている新型VTRは、どうやって埋蔵金を掘り起こし続けているのか、その人気に迫ってみよう。
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