エキサイティングな運動性能と魅力的なフルフェアリングを持つスーパースポーツに、日常的に使える実用機能を持たせたまったく新しいマシンパッケージ。
「パフォーマンスと実用性のベストバランスを追求したNinja 1000は、スーパースポーツ、スーパーネイキッド、ミドルスポーツなど、様々なモデルに満足できなかったライダーに向けた、新たなカテゴリーです」(カワサキのリリースより)
- メーターは大径のアナログタコメーターとその右側に組み込まれたマルチファンクション液晶ディスプレイ、という最近の定石デザイン。それもそのはず、スーパースポーツのNinja ZX-6Rのメーターがベースで、文字盤をNinja 1000用に専用設計しているとか。
Ninja 1000のエンジンキャラクターとハンドリング性能は、街乗から峠道、ストリートスポーツライディングでも充分に楽しめるセッティングになっているという。1,043cm3エンジンはあらゆる回転域から力強いトルクを発生。高回転域までパワフルに吹け上がり、鋭いスロットルレスポンスとスーパースポーツに引けを取らないパフォーマンスを持つ。
スーパースポーツと一番異なるのはライディングポジションだろう。適度な前傾姿勢で快適なライディングポジションに設定された。都市部のライディングからツーリング、またその気になればスポーツライディングまで、様々な状況をカバーできるゆとりのあるポジションというわけだ。
フルフェアリングではあるが、その役目はスーパースポーツとはちょっと違う。それは3段階に(手動で)調節出来るアジャスタブルスクリーンが装備されていることでも分かる。フェアリングにもオールマイティの性格が求められているのだ。
1,043cm3エンジンはストリートライディングにおける常用回転域でのパワフルさを追求するセッティングが施されており、ダウンドラフトスロットルボディもスーパースポーツよりも長めのエアファンネルを採用している。スロットルボディのサイズ自体もφ38mmと低中回転重視だ。二次バランサーも採用して不快な振動をキャンセルしている。
車体周りではエンジン上部をメインチューブが通る、アルミのツインチューブフレームを採用。左右への張り出しを極力抑えてニーグリップのしやすい形状としている。エンジンを4箇所でフレームにマウントしストレスメンバーとしても利用する構造だ。フレームは5ピース構造、リアフレームは3ピース構造のアルミダイキャスト製。
足周りでは、フロントにφ41mmの倒立フォーク、リアはホリゾンタルパックリンクサスを採用。マスの集中化とエキゾーストからの熱の影響を回避させるとともにNinja 1000のキーポイントにもなっている。
- ※スタートボタン通すと、KAWASAKI Ninja 1000の動画を見ることが出来ます。見られない場合はYouTubeで直接ご覧ください。http://www.youtube.com/watch?v=0Br1M_qZ4Oc
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