大町街道をひた走り、峠を抜けると、雪化粧をした北アルプスがその威厳ある姿を現してきた。言葉を失う美しさとはこのことだろう。峰の美しさに雪の白さが生きた芸術を表現している。あらためてニッポンが大好きになった。信州に来てよかったぁ~。ありがとう!
美しい北アルプスを楽しみながら白馬に向けての下りの峠道を楽しむ。気温は低いが、まだ雪や凍結といった心配はまったくない。ただし、たくさんの落ち葉が道路脇に山盛りになっているので雨上がりにはスリップに注意が必要だろう。大町からの道のりは、信号機もほとんどなく、道路工事の信号で時たま止まるぐらいなので、あっという間に白馬に到着してしまった。
白馬駅前を抜け、JR大糸線と並走する国道148号を北に向かい、今夜のお宿ホテルグリーンプラザ白馬を目指す。
駅を過ぎると10分ほどでホテルの看板が見えてきた。看板に従って国道を左折すると、道は次第に坂道となり、すぐに峠道になってくる。今日は最後の最後まで、バイクが楽しめる旅なんだなぁ~。
峠道を登り切り、林道を抜けて眼に入ってきた光景に驚きです。まるで絵にかいたような可愛いホテルが見えてきたのです。ここはニッポンか? ヨーロッパそれもスイスを思わせる、異国の景色です。女性にはたまらないロケーションだと思います。
人目に付かない長野の山奥に、こんなに素晴らしいホテルがあるなんて知らなかった。
流石、祥ちゃん! バイクの達人であり、人生を楽しむ達人が選んだ厳選ツアーだけのことはある。
- ブログ用の写真を撮ってるんだろか? チェックしてみよ。「安達 麗のレイチェル曜日」を、ヨロシク。http://ameblo.jp/reichel-628/
ホテルを正面に見ながら、駐車場にVT400Sを停車した。
エンジンを切り。サイドスタンドを出す。
今日は一日よく頑張りました!
明日もよろしく!
VTちゃんのタンクを添わりながらお礼を言って、時計の針に眼をやると5時を過ぎていた。
高坂を出発してから8時間が過ぎていた。
「レイチェルお疲れ! 着いたよ!」
「と声をかけて、レイチェルから先に続けて私がバイクから降りる。バイクを降りるとレイチェルが言葉をかけてきた。
「先生も運転お疲れさまでした」
「いえいえ、どういたしまして」
「このあとはホテルでゆっくり疲れをとろうね!」
5時を過ぎて、辺りは真っ暗で、息も白くなる。
- もうすぐ日が暮れちゃう、ってころに白馬に突入! そこで出会った圧倒的な風景。すっかり冬支度の北アルプスなのだ。綺麗だったなぁ……。
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