1995 VMAX1200(国内仕様)
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1993年の東京モーターショー参考出品車はローターのフローティングピンが赤で、ウインカーボディ、メーターケース、ミラーが黒、キャリパーは銀であったが、市販車はそれぞれ銀、銀、黒になった。
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1995年国内仕様のカタログ。セクシー路線から180度方向変換してシブ目。「魔神」のキャッチコピーが付けられ、「人はそれをブラックマックスと呼ぶ」の一文もある。
国内仕様はブラックMAXに
1995年10月1日、国内仕様も海外仕様同様にカートリッジ式オイルエレメントの採用など改良が施され新発売。
カラーは1993年東京モーターショーに出展され好評のスペシャルモデをイメージし、マフラー、ホイールなどがブラックアウトされ精悍な雰囲気のブラック2に。
それにあわせエンジンの塗り分けも、従来の北米仕様タイプから欧州仕様タイプに変更されている。
なお規制緩和により国内仕様もシートベルトが装着されなくなり、外観上で見分けるポイントが減った。国内仕様はこの後1997年まで車体色も含めで変更なし。
●エンジン型式:水冷4ストロークV型4気筒DOHC4バルブ●総排気量(内径×行程):1198cm3(76×66mm)●最高出力:97ps/7000rpm●最大トルク:11..3kg-m/6000rpm●圧縮比:10.5●変速機:5段リターン●全長×全幅×全高:2300×785×1175mm●軸距離:1590mm●乾燥重量:264kg●燃料タンク容量:15L●タイヤ前・後:110/90-18 61H・150/90-15 M/C74H●発売当時価格:940,000円
1996年からは海外にもブラックMAX進出
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1996年に輸出仕様もマフラー、ダクト、サイドカバーの半分、ホイールなどブラックアウト化。カラーは国内仕様と同じブラック2。この年から写真の北米仕様もカムカバー、シリンダーが欧州仕様と同じ塗り分けに。(写真は北米仕様)
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1997年、北米仕様はブラックマックスにメタルな雰囲気を取り入れたニューシルバーダストに車体色を変更。欧州仕様はブラック2も併売。
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1997年の東京モーターショーにはオーリンズサス、ブレンボキャリパーを装着したスペシャルモデルを展示。1993年参考出品車がブラックMAXとして市販された前例もあり、翌年から市販か?と期待されたが残念ながら実現せず。
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「Black Max」のコピーが入る1996年欧州向けカタログ。大好評のブラックMAXは日本、でなく1996年から北米、欧州でも発売を開始。1997年のカタログには最高出力が98㎰表記されているが、構造に変更はないので測定方法の違いと思われる。
国内仕様は1998年が最終型に
国内仕様は1998年7月25日、輸出仕様に設定されていたメタル系カラーのマットチタン1にカラーチェンジ。
それまでのブラックから、マフラーはメッキに、ホイールはクリア処理のシルバーとなった。
VMAXは長年の量産による恩恵でコストダウンを達成し、国内仕様初代の1990年モデルと同じ価格89万円にプライスダウをおこなう。
しかし、残念ながら国内仕様は1998年が最終モデルとなり、翌年カタログ落ち絶版モデルになってしまった。
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1995年の95万円から大幅に価格が引き下げられた最終型。スペック等は変更なし。
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国内仕様最後カタログ。1995年版カタログのバージョンアップのような内容で「魔神」(Machine)のキャッチコピーは引き継がれた。革ジャン風の衣装纏ったエンジンのオブジェは、さすがデザインのヤマハ。
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1998年、輸出仕様はシフトドラムを改良。車体色は再びブラック2に戻ったが、マフラーはメッキに。(写真は北米仕様)
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輸出仕様は1999年、ホイールがシルバー、車体色はヤマハブラックとオーソドックスなスタイルに戻る。(写真は欧州仕様)。2000年は変更なし。
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