今春登場したホンダの“オン・オフ”戦線モデル、VFR800X CROSSRUNNERに強力な援軍が加わった。弟分にNC700Xが、そして兄貴分にはこのCROSSTOURERが加わって一気にホンダの“オン・オフ”モデルラインが充実したのだ。デュアル・クラッチ・トランスミッション搭載で話題となったVFR1200Fをベースに“オン・オフ”モデルとしたもので、エンジンは、VFR1200Fでおなじみ水冷4ストロークV型4気筒、ユニカム方式のOHC4バルブ、1,237ccを搭載。デュアル・クラッチ・トランスミッションももちろん標準装備だ。
車体はホンダの“オン・オフ”に共通する一連のイメージ・デザインを踏襲。ホイールはスポークホイールが奢られている。また本格的なツアラー用品のオプション群が用意されており、一気にライバルに追いつけ追い越せの勢いが感じられる。ちなみにホンダではこれらのモデルを“クロスオーバーコンセプトモデル”と呼んでいる。ロードとオフロードのクロスオーバーで“CROSSRUNNER”、“CROSSTOURER”のネーミングもそこから。
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■CROSSTOURER 主要諸元■
全長×全幅×全高:2,285×915×1,335mm、ホイールベース1,595mm、最低地上高:180mm、シート高:850mm、車両重量:275kg(DCTは285kg)、燃料タンク容量:21.5L●水冷4ストローク76度V型4気筒SHOC(ユニカム)4バルブ、排気量:1,237cc、ボア×ストローク:81×60mm、圧縮比:12:1、燃料供給装置:PGM-FI、点火方式:デジタル、始動方式:セル、最高出力:95kW/7,750rpm、最大トルク:126N・m/6,500rpm●常時噛合式6段リターン、1速:2.600、2速:1.600、3速:1.260、4速:1.076、5速:0.961、6速0.897、一次減速比:1.738、二次減速比:1.060、DCTは1速:2.250、2速:1.700、3速:1.304、4速:1.107、5速:0.967、6速:0.886、一次減速比:1.738、二次減速比:1.063●フレーム形式:アルミニウム製ツインスパータイプ、サスペンション前:φ43mm倒立式テレスコピック、後:プロリンク、キャスター/トレール:28°/107mm、タイヤ:前110/80-R19、後150/70-R17。
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