大変長らくおまたせいたしました。大トリを飾るのはもちろんこのメーカーを置いて他にはありません。赤星青星でおなじみ世界のタミヤです。
今回の目玉は20年ぶりくらいに復活した1/12ライダーです。
その昔、1/12オートバイシリーズにはバイクとセット(一部は単品もあり)でモトクロスライダー(ジャンプとコーナーリング)、レーシングライダー(ハングオン)、ツーリングライダー(バンダナのひげおやじ)、スターティングライダー(スペンサー風の押しがけスタイル)、ストレートランライダー(伏せポーズ)と意外と多彩なライダーがラインアップされていました。
あれから幾星霜、クオリティは当然高くなっております。
しかもモデルとなったのは世界の王者バレンティーノ・ロッシ。世界のロッシと世界のタミヤで世界の二乗。
細部まであいかわらずのこだわりまくりの「バレンティーノ・ロッシ ハイスピード・ライディング」(12月発売 3,570円)なのです。
どうですこのポーズ。よくレース誌で見るあのロッシのフォームが3Dでお茶の間にですよ。
ツナギの皺や張り具合、シャーリングの表現もバッチリ凝って「お見事!」としか言いようがありません。日本GPでプレゼントされた本人も大喜びだったそうです。つまりお墨付きというわけであります。
「本当はロッシ本人をスキャンしたかったのですが(笑)」とのことでしたが、ブーツやグローブは本物をスキャン。だからブーツの裏側まできっちり再現されています。
そのうち本人のスキャンもやりかねない……んじゃないかという勢いであります。
ロッシとM1の固定方法ですが、接着やビスではなく、柔らかい素材のエラストマー樹脂で作られた手(グローブ)をグリップに握らせて跨らせるだけ。
さすがにこのままでは自立できないので展示用の台座(写真2段目の左)が付属しています。ホイールに付属の金具をセットしタイヤに2.5mmの穴を開けて付属のビスで固定するだけ。この展示台を使えばコーナーリング状態と、直立状態(この場合ロッシくんは乗れませんが)を再現できます。気分次第でどちらでも。
1/12ヤマハYZR-M1 `09フィアットヤマハチーム 4,200円は別売りです。オプションの金属製のフロントフォークセット1,470円を組み込むとリアルさMAXになりますよ。
とまあ、普通はコレで終わりなんですが、さすが世界のタミヤ。コーナリング中のぐっと沈んだ車体を再現するためサスをショートにするパーツ(写真2段目の右)まで付属しています。
この小さなパーツのおかげで、このリアルフォルムが完成するわけです。目の付け所がさすがタミヤです。
下右のくるくる回る展示台があるともっと見栄えがしますね。ちゃんとディスプレイターンテーブルも3,150円で12月に発売されます。実物はスムーズにくるくる回転しますからご安心を。
あまりに嬉しすぎて、紹介が最後になってしまいましたが1/12オートバイシリーズの新作は3段目右のヤマハYZR-M1`09モンスターヤマハテック3。
メタル調のステッカーが黒い車体に映えますすので、塗装も手抜かり無く仕上げてください。11月20日ころ発売。4.200円。
| 1|2|3|4|5|マスターワークコレクションのRC166にうっとりへ |