大型のフロントバスケットとリアキャリア、そしてフロントバスケットに新聞を積んだ時にヘッドライト光が反射し、視界が損なわれることなどに対応して前部にサブヘッドライトを増設した。当初は車体側と切り換えが出来たが'89モデルからは、サブヘッドライトがヘッドライトになり車体側は手元灯に変更されている。スーパーカブ90から移植された大型のリアブレーキ、大型サイドスタンド、50ビジネスで好評の常時3速からニュートラルへチェンジできるクイックリーチェンジ機構のロータリーミッションなど、新聞配達現場のニーズに応えたモデルとなった。グリップヒーター付のデラックスも10,000円アップでラインアップされた。
7月1日(70と90は18日)全車全グレードに、ハロゲンヘッドライト、キー付のタンクキャップ、12VのMFバッテリーと、大型リアキャリア(カスタムを除く)を新たに採用。
合わせてグレードの名称変更もおこなわれ、角型ボディでリッター180kmのスーパーカスタムはキックのみの設定が無くなりセル標準装備のカスタム(165,000円)となった。
一般の50モデルは、スタンダード(135,000円)、デラックス(フロントキャリア、燃料計装備 145,000円)、ビジネス(常時3段ロータリー、サイドスタンド標準装備 135,000円)の4バリエーションで変更はなし。70と90はデラックス(一般型のボディでセルは無し)とカスタム(角型ボディでセル付)のみの設定。
30周年を祝う特別仕様車
スーパーカブの生誕30周年を記念したスペシャルモデル。
角型ボディのカスタムをベースにシックなパールセーレンブルーのスペシャルカラーにゴールドの専用記念エンブレム、スペシャルエンブレム付サイドカバー、ラバーマット付リアキャリア、記念マーク入りのスペシャルキーを装備し165,000円で発売した。
計画販売台数は5,000台とされているが、限定車の扱いではなかった。