今回走らせてもらったヤマハYZF-R15を簡単に紹介しておくと、すでに2008年からインド市場向けに発売してきている“戦略車”。東南アジア同様インド市場でも急速に“スポーツモデル”のニーズが高まってきており、喫緊の課題としてYZFの「走りの血統」をイメージさせるモデルの開発が必要とされたのだ。
そこでインドネシア市場向けに開発されていた「V-ixion」というモデルの水冷単気筒SOHC4バルブ、F.I.、ダイアジルシリンダー、鍛造ピストン採用のエンジンをベースにスポーツモデル用に発展させ、新開発のスチール製デルタボックスフレームに搭載している。
ボア57mm×ストローク58.7mm、排気量は149.8cm3、圧縮比10.4から最高出力17PS/8,500rpm、最大トルク15N・m/7,500rpmを発生する。
フレームはヘッドパイプ上部と下部、そしてピボット軸を結ぶデルタボックス形状のスチール製。アルミ比で約3倍も剛性を持つというスチールに適度なしなりを持たせるために板厚を薄くし、さらに溶接部材の構成を変えるなどして対応している。また、リアアームのピボット部には剛性感を確保するために約20cmの1本製のカラーを採用してバランスの取れた操縦性に貢献しているという。
- 中野真矢さんの当日の模様はおなじみBS11「MOTORISE」で8月7日に放映予定です。
- こちらの動画が見られない方はYOUTUBEのサイトhttp://www.youtube.com/watch?v=fX22SwbWvygで直接ご覧ください。
- こちらの動画が見られない方はYOUTUBEのサイトhttp://www.youtube.com/watch?v=WApTo7hL6oUで直接ご覧ください。
-
こちらの動画が見られない方はYOUTUBEのサイトhttp://www.youtube.com/watch?v=AInvWgEm0xUで直接ご覧ください。
中野真矢さんの当日の模様はおなじみBS11「MOTORISE」で8月7日に放映予定です。
ちなみにスポーツランドSUGOでは、8月27日の「アジア国別対抗モーターサイクルレース」以外にも、YZF-R15を使った講習会やレースを企画している。アジア国別対抗モーターサイクルレースは、2006年よりアジア各国のモーターサイクルスポーツのレベルの向上と国際交流を目的として開催されてきており、アジアモーターサイクルユニオン(UAM)に加盟するアジア各国から2名ずつの代表ライダーが参戦し、その順位をもとにポイントが付けられ勝利国が決定されるというもの。使用するマシンは各開催国が用意することになっており、今回はYZF-R15に決定したのだ。
2011MFJレディースロードレース/ルーキーズカップでもYZF-R15が使用される。こちらは「より多くの女性ライダーや若手育成のために手軽にロードレースを体験してもらう企画」で、事前講習会と基礎練習やレーシングコースでの実戦を行う。スケジュールは8月5日講習会、8月13日レースという日程で、YZF-R15はレンタルで提供される。主催はSUGOスポーツクラブ、共催がMFJ。
また9月18日と10月23日にはSUGO MINI+MOTOチャレンジシリーズの第2戦、3戦としてYZF-R15レンタル模擬レースが開催される。SUGOの西コースで、練習走行10~15分、予選10~15分、そして決勝レース8周というモノ。いずれも問い合わせはスポーツランドSUGO(TEL0224-83-3111 http://www.sportsland-sugo.jp/)まで。