- 跨ったときの感じはトリッカーよりもニーグリップが自然に利くようになって、広くなったシート幅とあいまってゆったり感あり。さすがに走りはトリッカーと変わらないが…。ただ、トライアラーに乗っているような気がして、ちょっと冒険をしてみたくなるのはなぜでしょう。
- ※スタートボタン通すと、ヤマハ トリッカー XG250 TY-S外装キットの動画を見ることが出来ます。見られない場合はYouTubeのサイトで直接ご覧ください。http://youtu.be/3X3-8W5Uw4g
デザインを担当したGKダイナミックスの説明によれば、コンセプトは「Timeless Modern Basic 時を超えた新鮮な美しさ」。このコンセプトを具現化するために、(1)エレメンタリズム、(2)流麗な躍動感、(3)スリムエレガンス、の3点に焦点を絞って開発が行われたという。
エレメンタリズムとは聞き慣れない言葉だが、美術やデザインの分野ではよく使われる用語らしく、構成部分を要素要素に分けて考え、それを最後にトータルとして調和させる、といったらいいか。流麗な躍動感は、そのものずばり、TYを彷彿させるラインだろう。フォルムとツートーンカラーが踊っている。スリムエレガンス、は言葉通り。デザインの美しいヤマハのマシンの中にあってもTY-Sのデザインは個性的だ。
とまあ、堅苦しい話は抜きにして上のトリッカーとTY-S外装キットを装着したマシンの写真を見てもらえれば分かるとおり。見事な変身キットだ。
ベテランライダーの方ならどうしてもTYシリーズを思い出してしまうだろう。'70年代の前半、ヤマハはTYシリーズ、ホンダはTLシリーズをリリースし、トライアル・マシンというそれまでの日本にはなかったジャンルが一気に花開いた。その全盛期のスタイルをイメージしているのがこのTY-Sだ。そんな大昔の話知らねえよ、という若い方には最近のモデルには無い新しい形なのではないだろうか。それでいて、なんだかレトロっぽい、気になるバイク、だろう。
ちなみにキット内容は、(1)ABS樹脂製タンクカバー(ネックカバーを含む)、(2)左右サイドカバー、(3)シングルシート(基本車比で1.5cmローシート化)、(4)専用リアフェンダーのセットで、2008年以降のF.I.採用モデルに対応している。販売は全国のTY-S取扱店のみなのでご注意を。価格は79,800円。ショップに取り付けをお願いするなら別途工賃が必要。カラーはブルーイッシュホワイトカクテル1のホワイト/イエローとホワイト/レッドの2色。
※ホイールカラーや、フレームカラー、そして前後サスのカラーなどはベースにするトリッカー XG250自体のカラーになります。
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