※写真をクリックすると大きくなったり、別角度の写真が見られます。見られないのもありますが。
さすがはセローミーティング。あらゆる年式のあらゆるカラー(←アバウトですいません。途中まで年式と色をチェックしていたのです。 でも、バイクの出入りがあったり、トークショーに夢中になったり、冷たいコーラ飲んで、弁当食べて、食後にアイスコーヒーのんだりと 超多忙だったもので、あきらめて途中で放り出しました…)が大集合。
それどころか、なんと”奈良セロー”(正式名称ではありません。一部でしか通じません)が3台揃ってフィーバーです。
この、極初期型はヤマハのスペシャルサイトにも載っていない、1997年東京モータショーに参考出品されたGPSモデルに並ぶ、 マニアックなセローなのです。
下で紹介している極初期モデルのオーナー成田さんも、「一生に一度見られるかどうかの光景だ」と驚いておりました。極初期モデルが、 3台も揃うなんてことはたぶんこのミーティングでしか見られないでしょう。見た人は、なんかいいことありそうな気がしませんか?
しかし、ほとんどのセローリストさんたちは無関心。まあ、そういうマニアックなことできゃっきゃと喜ぶのは、 セローリストの中の少数派……ツノがあろうがなかろうが、たいした問題じゃないと。ちなみに取材に来ていた約20媒体のうち、 この話題できゃっきゃと盛り上がるのは、うちとBGと別冊さんだけ?
で、そのド貴重な極初期型のオーナーの成田さんは、セローオーナーズクラブ会員番号ナンバー1の強者でした。
24年前、行きつけのバイク屋さんに新車のこれと(つまり売れ残り)と、新型(1987モデル)の中古車がほぼ同じ価格で売りに出されており、 迷いながらも「新車のほうがいい」と、購入して以来のつきあいだそうで、以後屋根付きガレージで大切にされているそうです。 人間もバイクも、万事塞翁が馬、売れ残っていたから幸せになれることもあるかも、という心温まるお話ありがとうございました。
ちなみにナンバーは「225」。希望ナンバーが取れないバイクで、225を取るあたりにも、セローに対する強い愛着とこだわりを感じてしまいます。
開会からすでに1時間が経過。初期のざわつき間「ざわざわ」(by福本伸行)から、だんだんまったり系になりつつある会場ですが、
駐車場はどうでしょう?
※マークをクリックすると駐車場の埋まり具合が見えます。
まったり感が漂う会場のなかで、わらわらと人が並ぶのは、自分のセローで約1.7kmの特設コースを楽しむトレッキング体験。
一回10人の定員に50人が群がる大盛況。赤い印が付いた割り箸を引けば当選の即席大抽選会になるほどの大人気。街中もいいけど、 やっぱりセローは森を走りたくなりますよね(濱ちゃんとアッキーの珍道中は来月も続きますので、乞うご期待)。
コースの先導ライダーはセローの開発ライダーである伊藤、渡辺の両氏や、往年のトライアルライダー大月さんも参加。 すぐ実践できるミニライディングレッスンもあり、セローリストたちは熱心に聞き入っておりました。
親子バイク教室も大人気。2ストオートマのキッズバイクPW50を使って、一回50分のレッスン。スポンジのような吸収力と、 はちきれんばかりの体力を持った元気なキッズどもは、すぐにコツをのみこんで走れるようになるそうです。二輪の未来は彼らの双肩にかかっているのです。今日の感動を忘れるなよ!ステキなキッズたち。
それはさておき、キッズ仕様のPW50とはいえ、久々に2ストの音とニオイを体験したおとうさんたちがは、うっとり遠い目をしていたような……。思わずヤフオクでTRD80とかSDRを落札しちゃって、家庭不和の元になりませんように……
レンタル車両(無料です。ただし保険代300円は自己負担)のTT-R125で、森の中に作られた特設コースをぶんぶんぐるぐると約25分も走行できると なれば、長蛇の列もうなずける(うなずきたくはないけれど)大人気の「初めてのオフロード体験走行」。
1回10人の定員で計10回も行なわれましたが、毎回希望者が殺到で、くじ引きによる抽選でした。 ちなみに先導ライダーは、なつかし?のズボ手おじさんこと(本誌限定。通常は世界の「やまじゅんさん」と呼ばれる)、 モータージャーナリストの山田 純先生。どうもお疲れ様でした!
お昼を過ぎてやってくる人のペースはさすがに減りましたが、帰る人はほとんどなしで、用意されたスペースはすでに満車 (空いているように見えるところは、撮影会やらトレッキングやらに出払っている)。
セロー以外のスペースも 名車、旧車、マニアックバイクがごろごろと。駐車スペースから溢れ、森の前に誘導される車両も出る大盛況。
※マークをクリックすると駐車場の埋まり具合が見えます。
来場者のセローリストが、わざわざ25周年記念ケーキを焼いてくれたそうです。セローは良きパートナーに恵まれたバイクなのです。
おなじみ商品企画の牧野さん、現行モデルプロジェクトリーダーの石塚さん、テストライダーの渡辺さんと伊藤さんらセローの開発者のみなさんによるトークショー。 「競わないのがセローなんです」という牧野さんの言葉に「うんうん」とうなずくオーナーも多数。へ〜え、そうだったのかなお話がたくさん聞けました。
セローの素晴らしさを再認識したこのミーティング、来年もまたぜひ、開催よろしくお願いします!
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