こんにちは。原付二種の“理想郷”を目指すG2連邦・大統領のピンキー高橋です。首が長くなるほど待ち望んだKTMの125 DUKEと遂にご対面となりました。G2クラス久々のニューモデル、しかもスポーツモデルの登場には感動すら憶えます!
125 DUKE、今まで写真で見てきた限りでは大柄なのかな? と思っていたのですが、いざ実車を前にすると......。125クラスのスポーツモデルってどの位の大きさでしたっけ? ここ最近、見たことなかったので、恥ずかしながら標準的な車格がピンときません。もっとも、125 DUKE はクラスレスのバイクなのでどうでもいいことですが、実車は思っていたよりコンパクトでしたね。
DUKEシリーズだけあってスタイルも戦闘的。特に極端に切り詰められたシートカウルはたまりません。フェンダーレスキットが装着されたカスタム車両は、その斬新なスタイルを強調。発売後の人気オプションになりそうな予感です。
スリムな車体に対してボリュームたっぷりのタンク、幅が広めのハンドル、ちょっと高めのシート高というライディングポジションからも、コイツは欧州発のニュージャンル・スポーツであることを実感いたします。個人的には、絞りの少ない今風のテーパーハンドルにシビれてしまいました。
メーターパネルもゴージャス。エキサイティングなオレンジ・バックパネルにバーグラフ式のタコメーター(レブインジケーター付)、デジタル表示のスピードメーターに加え、何とこのクラスでは異例の燃費計が! ギアポジション表示も嬉しい装備です。そうそう、ハンドルのスイッチ、昼間は明るくてわかりませんが、暗くなると操作アイコンがホワイトに光るんですよ。こんなところにもお金かけていいの? なんてこちらが心配してしまいました。
試乗会場となった袖ヶ浦フォレストレースウェイのパドックに設けられた、パイロンで仕切られる特設コースで朝一番に走らさせていただきました。スタータースイッチで始動。排気音はとても静かです。右足の裾あたりがワサワサするので“?”と思ったら、ああ、こんなとこにマフラー出口があるんですね。スタイルをスッキリさせるだけでなく、立ちゴケしてもマフラーに傷がつかなくていいですね。
結構スポーティな位置にレイアウトされるステップからシフトペダルを1速に。エンジンの回り方はF.I.によって緻密に躾けられた印象。10000回転まで一気にスムーズに吹け上がります。カタログ値の15ps以上に元気ある感じでした。
欧州の味付けなのか、1速はちょっと高めの印象でしたが、以降は比較的クロスレシオのようで、回して走るには心昂ぶります。
ブレーキもよく効き、サスもよく動く。全てに何の不安を感じさせないところは、さすが足まわりに1クラス上の装備を施しているから故でしょう。とにかく、私のライディングレベルでは申し分のない、大量のお釣りが戻ってくる仕上がりなので、もっと本格的な走りのインプレッションは濱矢さんに委ねます。よろしくお願いいたします。
特設コースでの短い試乗でしたが、今度は公道でもっともっと長い距離を走ってみたいですね。
余談ですが、試乗会では125 DUKEを使ったスタントショーも催されていまして、思わず見惚れてしまいました。二人のプロライダーが125 DUKEで信じられないようなライディングをするのです。おそらく今後、全国で展開される「125 DUKE ORANGE キャラバン」でも披露されると思いますので、機会あったら是非見ていただきたい。自由自在に操られる 125 DUKEの姿を見ていると、きっと1台欲しくなりますよ!
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