国道4号も春日部近辺に差し掛かったころ、黄色いナンバーをつけたスクーターのライダーが私に声をかけてきました。
「大統領閣下、国道4号の1本並行に走っている道は信号も少なく、トラックに煽られることもありませんから安全に燃費が稼げます。ついてきてください!」と。
おお、私がエコランに参加している情報がどこから漏れたのか知りませんが、これは大統領支持派の助け舟! 彼についていくことにしました。が、意外や交通量が多く、確かに信号は少なかったのですが何故か引っかかることも多く、ちょっと遠回りしたあげく燃費を悪化させたようです。政変を試みる反・大統領派によるワナに、お人よしの私は見事にハメられたのかも……。
さて、道の駅・ごかからはカブ110にスイッチ。コイツに乗るのは2年振り位ですかね。今まで何度も書きましたが私、自動遠心クラッチ車が苦手なんです。よって、今回も事前にG2連邦の公用車の中の1台、CT110で勘を取り戻す練習をしてきました。ただ、CTとカブ110はシフトチェンジが逆。カブはシフトアップの度に前にペダルを踏み込んでいく、いわゆる“レーシングパターン”。いつものクセが出ないか心配です。
五霞からしばらく走ると、国道4号線のバイパスはいきなり片側3車線となり、信号も少なくなります。そんな絶好の条件の中、50km/h位のペースで走ります。オーバーパスなどはスロットル一定のまま登り、下りではスロットルオフで燃料カット。空走距離を伸ばしたいところですが、トップギアに入っているとは言え、思うように空走しません。「4.5速」、いわゆる4速状態でのクラッチ切りの方が、アイドリング分の燃料は噴射するものの、燃費は伸びたかもしれません。さらに宇都宮市内の踏み切り通過時、2速にシフトアップするつもりがCT110のクセが出てしまいニュートラル→回転が上がってしまい、無駄な燃料まで吹いてしまいました。
尚、ゴール地点には10台中トップで通過! もっとも燃費競技なので、一番速くゴールしても何の意味もございませんが……。
う~ん、普段100ccクラスのバイクにしか乗っていませんが、エコランとなるとやっぱ難しいですね。ハッキリ言って、今回はブッチギリの大記録で勝つ予定でおりましたが、どうも上手く走れた手応えが感じられません。マズイ、G2連邦の大統領の存在意義を問われそうです。
案の定、結果は優勝はおろか、3位入賞まで逃してしまうという始末。言い訳はございません。これも己の実力と、結果を真摯に受け止めております。言い訳してまで大統領の座にしがみつく気もございません。この結果をどう捉えるかは民意に委ねます……。