あとは湯野上温泉郷まで一本道です。国道121号を会津若松方面に向かいます。

山と川の間を緩やかに縫うように走る道は気持ちよく、信号がほとんどないから実に快適。途中、352号と400号との３つの国道の重複区間にもなります。

山王峠を越えると福島県に突入。ええ!?　今日のゴールまであと少しじゃないすか？　

何かまだ全然走った気がしないんですけど。バイクに余裕があるからでしょうか？　ピンクナンバーですけど、明らかに上級クラスの乗り味。

福島県でも南部にあたるこのエリアは、ちょうど桜が満開の時期。栃木の北部では桜が散り始めていたので、ちょっと走っただけで気候の違いを感じます。

ところで125 DUKEの故郷、オーストリアには桜を楽しむ風習はあるのでしょうかね？　

時間に余裕があるので色々と寄り道も。国道から外れた農村地帯に入ってみたりしてみました。日本のわびさびの風景に、KTMのデザインは中々際立ちますね。

塔のへつりにも寄ってみました。行くまではまるで想像のつかない観光地だったのですが、自然が作った景観は中々見ごたえあり。高所恐怖症の人はちょっと苦手かも？

もちろん、大内宿にも行ってきました。

日光街道でも有名な宿場町で、当時の面影を残した民家が立ち並んでおり、何か時代劇のワンシーンに居るような気分になれます。

伝統建造物群保存地区に指定されているため車両の乗り入れは不可ですが、125 DUKEの個性的なスタイルが江戸時代の風景にどうマッチするか、とても気になりました。

ちなみに大内宿は今日のゴールである湯野上温泉のちょっと先、国道121号線からちょっと外れた山の中にあります。　

いや～、何だかんだで16時前には宿に到着してしまいました。この日の走行距離は319km。125 DUKEなら一般道でも全然余裕の移動距離でした。

とりあえず無事、１日目が終了したので一安心。温泉に浸かってメシ食って、翌日以降に備え、渓流のせせらぎを子守唄にゆっくり寝かせていただきました。

次回は湯野上温泉から日本海に面した街、山形・鶴岡までの模様をご報告いたします！