第106回「ホスピソ」
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「暑い日が続いて、ついにおかしくなったのか? いや、おかしくない。つまらんなこいつが書く文章は。とっとと病院に行きなさい」心からご心配していただくみなさまの温かい声にお応えして、病院に行ってきます。 |
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新橋の某大病院の地下にこんなすてきな空間があったんです。忍者そばは、きつね、たぬき、のり、ほうれん草にゆで卵が半分でした。この組み合わせで食べても忍者にはなれませんでした(少なくとも私は)。(2019年4月撮影) | ||
病院内にはなくとも、近所に立喰・ソのある病院ならありそうです。最初に(して最後ですが)思い浮かんだのが、いなばです。いなばといえば、誰しも思い浮かべるのは、缶詰メーカーやサムライジャパンの監督です。1982年3月15日名古屋駅で千鳥足のDD51717にどつかれた紀伊の相方の寝台特急が最初に浮かぶのは一部の特殊なおともだち。むろん私もそっちですが。今回は立喰・ソのいなばです。「ああ、あそこね」という立喰・ソ人も立喰・ソ神(師匠と周辺のみなさま)も立喰・ソ腎(塩分過多気味の方)もいらっしゃいます。特に塩分過多の方は立喰・ソ禁止令が出ているかもしれませんが、病院の近所だから大丈夫な(なわけではないが、なんとなく精神的にいいような気がしないでもない)立喰・ソでした。 |
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東京発の寝台特急、紀伊勝浦行きの紀伊と米子行きのいなば。名古屋で分割併合していました。数あるブルートレインの中でも、人気度知名度はほぼ最下位の迷コンビでした。(1978年撮影) | ||
いなばは病院のご近所の立喰・ソでしたが、いなばからすれば立喰・ソ近所に病院があるということです。そんなのどっちでもよさそうですが、ここ重要なポイントなので忘れないように。 2軒目は、ちょっと離れて駅前。ここは第45回でご紹介させていただいたとおり、未食のまま幻立喰・ソになってしまいました。 |
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スナックのような立喰・ソ。あえてシャッターの降りた姿ですが現役店のはずです。(2014年5月撮影) | 駅前にあった竹風亭。2013年の夏にはごらんのような貼り紙が貼られていました。(2013年7月撮影) | |
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ちょっと離れた駅の反対側にあったおくちゃんは、その後違う店名で復活しています。雰囲気は昔のままです。(2012年7月撮影) | ||
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最初に行った頃はひさしに店名が入っていました(写真左2012年7月撮影)が、次に行ったときは店名が消えていました(写真右2015年9月撮影)。が、電信柱の上の方にちゃんと店名入りの看板は昔からあります。これはちょっと前に行ったときもまだありました。 | ||
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パンチのある正統派関東風のソに真っ白なネギのコントラスト。ネギ抜きでは味わえないすてきな世界。そして飴色の壁。たまりませんなあ。ちなみに冷やしも納豆も残念ながら未食です。(2015年9月撮影) | ||
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●幻立喰NEWS2019 |
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10年ほど前、北海道のそこそこ大きなJR駅にはまだまだ駅ソがありましたが、ばたばたっと幻になってしまい、今ではせいぜい十数店程度。JR北海道自体、線路維持すら危ぶまれている状況ですから、駅ソどころではないのですが……今年の夏休み、北海道ツーリングに行かれるうらやましいみなさま、駅ソはいかがでしょう。大都市の札幌駅はもちろん、競走馬のふるさと静内駅、大観光地の富良野駅、狩勝峠の入口の新得駅、オロロンラインにつながる玄関具口の留萌駅に、内陸に入った士別駅、黒いそばで有名な音威子府駅、最北の稚内駅など個性的な駅ソが揃っています!
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