2015年10月1日
■モトクロスの国別対抗戦「MONSTER ENERGY FIM MOTOCROSS OF NATIONS」 日本代表はBファイナルを1位で決勝に出場!
9月26〜27日にフランスのエルネーで開催されたモトクロスの国別対抗戦「MONSTER ENERGY FIM MOTOCROSS OF NATIONS」。日本代表は小島庸平(スズキ)、富田俊樹(ホンダ)、そして直前のレースで負傷した小方誠(ホンダ)に代わってモトクロス世界選手権に参戦中の山本 鯨(ホンダ)の3選手が出場した。
参加した36カ国から決勝に進めるのは19カ国。予選は各クラスに分かれて行われ、MX2クラスの富田が9位に入ったが、MXGPクラスの山本が21位、MX Openクラスの小島が26位となり、総合1ポイント差で予選通過ならず。翌日行われるB決勝(敗者復活戦)での総合1位に望みをかけ、富田が3位、小島が5位に入り、8ポイントを獲得、スロベニアと1ポイント差でチームジャパンはギリギリで決勝進出を果たした。
6万人の観客が見守る中、決勝は各2クラス混走レースが3ヒートで行われ、優勝争いはアメリカと開催国であるフランスの一騎打ちとなり、チーム全体で安定して好成績を収めたフランスが総合優勝。
チームジャパンはレース1(MX2+MXGP)で富田選手が26位、レース2(MX2+MX Open)で18位、小島選手は32位。レース3 (MX Open+MXGP)では小島選手が37位。富田選手はMX2クラスの総合では8位と健闘したもののチームの総合成績は、MXGPクラスの山本鯨選手がB決勝で激しく転倒、以後の走行をキャンセルしたためポイントが加算されず、チームジャパンは20カ国中20位という結果となった。
(レポート&撮影:楠堂亜希)
小島庸平のコメント
「マシン調整に難航してしまい、予選でチームの足を引っ張ってしまった。翌日のB決勝は絶対に1位にならなければいけないと思ったので、無理して攻めていきました。決勝も 100パーセントの自分の走りができる状態ではなく、本来の力を発揮できずに終わりましたが、成績でチームを引っ張ってくれた富田選手には感謝したいです。応援、ありがとうございました!」
富田俊樹のコメント
「B決勝から決勝の2レースが連続していたので、休める時間がなくかなりタフなレースでしたが、とにかく自分はいい走りでアピールするしかないと思って頑張りました! 自身、2回目のネイションズ出場で初めての予選通過ができたのは良かったと思うけど、今回はトラブルもあったので成績は仕方ないですね。次 はもっと上を目指します!」
●2015 FIM Motocross of Nations結果(36ヶ国参加)
優勝:フランス
2位:アメリカ
3位:ベルギー
20位:日本