WR250X 753,840円(9月10日発売)

★ヤマハ WR250X 車両解説

WR250Xがカラー&グラフィック変更で2016年モデルに

2007年のモーターサイクルショーに展示され大反響を得たWR250RとWR250X。そしてオフファンが首を長くして待つこと半年、その年の11月に待望の本格トレール&モタードモデルとして発売が開始されたWRシリーズ。特にWR250Rは「“オフロードでのYZF-R1”を開発コンセプトとした」というほどのアグレッシブさが強調され、発売と同時に話題を集めたのは記憶に新しい。

WR250Xは、WR250Rをベースに本格的なモタードマシンとしてアレンジしたモデルで、前後17インチラジアルタイヤやφ298mmの大径ウェーブディスクの採用などが特徴となっている。

WR250XもWR250R同様、イヤーモデルとしてカラーリング変更を経てきたのみで、現在もバリバリのモタードモデルとして人気を保っている。国内市販オフロード系モデル初のアルミ製フレーム、専用に開発された水冷4ストローク単気筒DHOC4バルブ、F.I.採用エンジンなどの特徴はWR250Rと共通だ。

2011年9月のモデルチェンジもグラフィックの変更が中心で、ブラック系のカラーではカーボンパターンを織り込んだ新グラフィックとブラック&グレーのシートを採用、ホワイト系のパープリッシュホワイトソリッド1は継続販売とされた。

2013年8月のカラー&グラフィック変更では、燃料タンク側面のシュラウド部分の新グラフィックが特徴となり、WR250Xではさらにフロントフォークエンド部と前後ホイールハブをブラック塗装とされた。この後、WR250Rは2014年9月に2015年モデルが発売されているが、WR250Xの方は継続販売とされ、今回、WR250Rと同時のマイナーチェンジサイクルが復活した。変更点はカラー&グラフィックのみだが、WR250R同様、ビッグロゴグラフィックを採用した斬新なデザインが導入されたのが特長だ。

2016年モデルのWR250X。イメージカラーといえる「ヤマハブラック」(ブラック)。
2016年モデルのWR250X。「ヤマハブラック」(ブラック)。
2016年モデルのWR250X。こちらは大胆なビッグロゴグラフィックがより強調される「パープリッシュホワイトソリッド1」(ホワイト)。
2016年モデルのWR250X。「パープリッシュホワイトソリッド1」(ホワイト)。

★YAMAHA プレスリリースより (2015年8月5日)

躍動感あるビッグロゴのグラフィックを採用
「WR250R」「WR250X」2016年モデルを発売

ヤマハ発動機株式会社は、高性能250ccエンジンをアルミ製フレームに搭載したオン・オフロードモデル「WR250R」、及びスーパーモタードの味わいを楽しめる「WR250X」のカラー設定及びグラフィックを変更し2015年9月10日より発売します。

「WR250R」のカラー&グラフィックは、競技用モデル2016年YZシリーズのイメージを継承したグラフィックの「ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)」と、ビッグロゴグラフィックで存在感を印象づける「パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト)」の2色設定です。

「WR250X」の車体色はストリートに映える「ヤマハブラック(ブラック)」と、「パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト)」を継続、タンクサイドからサイドカバーにまたがるビッグロゴグラフィックとゴールドリムが新たな特徴となっています。

<名称>
「WR250R」「WR250X」
 
<発売日>
2015年9月10日
 
<車両本体販売価格>
「WR250R」 721,440円(本体価格668,000円、消費税53,400円)」
「WR250X」 753,840円(本体価格698,000円、消費税55,840円)」
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
 
<カラーリング>
「WR250R」
■ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
■パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト)
「WR250X」
■ヤマハブラック(ブラック)
■パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト)
 
<販売計画>
1,200台(年間/国内、シリーズ合計)
「WR250R」フィーチャーマップ
・軽量で視認性に優れた多機能デジタル式メーター
・ゴールドアウターチューブ
・インナーチューブ径46mm倒立式フロントサスペンション(フルアジャスタブル)
・外径250mmウェーブ形状ディスクブレーキ
・異径ピストンキャリパー
・コンパクト設計水冷4ストロークDOHC単気筒
・鋳造ピストン、メッキシリンダー採用
・フューエルインジェクション
・ダウンドラフトストレート吸気
★ニューグラフィック
・剛性バランスに優れたアルミ製フレーム
・軽量アルミ製リアアーム
・リンク式モノクロスサスペンション(フルアジャスタブル)
・最低地上高300mm
★印は2016年モデルのシンフィーチャー
「WR250X」フィーチャーマップ
・専用セッティングを施し、ブラックアウターチューブ採用の倒立式フロントサスペンション(フルアジャスタブル)
・ブラック塗装のフォークエンド部
・ブラック塗装のホイールハブ(前後)
★リムのゴールド処理
・17インチリムと110/70R17タイヤ
・外径298mmのフロントディスクブレーキ
★ビッグロゴを配したグラフィック
・アルミ製フレームのブラック塗装
・870mmシート高(WR250R比で25mm低)
・最適2次レシオ
★リムのゴールド処理
・17ホイールと140/70R17タイヤ
・ブラック塗装の軽量アルミ製リアアーム
・専用セッティングのリンク式モノクロスサスペンション(フルアジャスタブル)
★印は2016年モデルの新フィーチャー。

★主要諸元

車名型式 JBK-DG15J
WR250X
発売日 2015年9月10日
全長×全幅×全高(m) 2.125×0.810×1.190
軸距(m) 1.435
最低地上高(m) 0.260
シート高(m) 0.870
車両重量(kg) 134
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 34.0(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 G363E
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 77.0×53.6
圧縮比 11.8
最高出力(kW[PS]/rpm) 23[31]/10,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 24[2.4]/8,000
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 T.C.I.式(フルトランジスタ)
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 1.5
燃料タンク容量(L) 7.6
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.642
2速 1.812
3速 1.318
4速 1.040
5速 0.888
6速 0.785
変速比 3.120/3.230
キャスター(度) 26°00′
トレール(mm) 81
タイヤサイズ 110/70R17 M/C 54H
140/70R17 M/C 66H
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム(リンク式)
フレーム形式 セミダブルクレードル