アジア各国を回るFIMアジアロードレース選手権は、4月の開幕から3戦目を数え、シリーズ唯一の日本戦が開催となった。ホームコース鈴鹿で、Team KAGAYAMA SUZUKI AsiaのSUZUKI GSX-R600を駆るナイトロ・ノリ! 雨の鈴鹿で、まさかの表彰台をゲット! その走りは、まさにキレッキレだった! |
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●取材協力-Team KAGAYAMA SUZUKI Asia |
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FIMアジアロードレース選手権 Rd.3ジャパン 7月3日〜5日 鈴鹿サーキット国際レーシングコース(全長5・821㎞/コーナー数20) Team KAGAYAMA SUZUKI Asia #41 SUZUKI GSX-R600 (スーパースポーツ600㏄クラス) 予選=4番手 レース1=3位 レース2=5位 |
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Team KAGAYAMA SUZUKI Asiaの芳賀です。こんにちは。FIMアジアロードレース選手権のシリーズも3戦目、ようやっと日本に帰って来たわ。日本戦は鈴鹿が舞台だでね、そのまま鈴鹿の8耐までずぅっと日本におるでねぇ、ちぃっとのんびりできるわ。 |
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その後に続く鈴鹿8時間耐久レースも含め、ホームコースとなる鈴鹿でいつも以上に気合いを入れてサーキット入りしたノリ選手。アジア後半戦に向けても良い一戦になった。 | ||
今回の鈴鹿は、梅雨真っ盛りって感じの雨。レース2は曇り空のドライでのレースだったけど、レース1のほうは完全にウエットのレース。まぁ、まだまだ熟成が足りないGSX-R600でも、雨ならゴマカシが効くでねぇ、ここが見せ所だがね。 |
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このGSX-Rで鈴鹿を走るのは、2回目だね。シーズンが始まる前に、ここ鈴鹿でシェイクダウンしたからね。でもね、マシンは、そのシェイクダウンのときに感じた悪い印象が完全に払しょくされていたし、これまでのセパン、インドネシアの2戦から比べるとはるかに進化しててね、走り出しのプラクティスから良い感じだった。雨のフィーリングも悪くないし、セットアップを進めていくのも、あまり冒険することもなく大きな変更せずに行けたしね。
それで、予選は4番手、まぁボチボチ、だな。今回はスケジュールが変わってて、いつもは日曜日に決勝レース2回やるんだけども、今回は土曜日に決勝のレース1、そして日曜日がレース2っていうスケジュールになっていて、結局レース1は、アジア選手権で初めての雨、600で初めての雨、おまけに600のレインタイヤも初めてっていう初もの尽くし。 日曜日のレース2はね、少し天候も回復して、結局路面はドライでのレースになったよ。ドライなんでセットを変更。方向性が見えていたんで、それに足していくような感じやね。そしたら、今シーズンで一番いいフィーリングのマシンに仕上がって、気持ちよく走れたわ。スタートはちょっと失敗しちゃったんだけど、それでもきっちり2レース連続でホールショット取らせていただきましたっと。 結果はともあれ、マシンの方向性含めセッティングはバッチリで、いいウィークエンドだったわ。チームは設立したばかりで1年目の挑戦にもかかわらず、初めて表彰台が獲れたわけで、チームにとっても良かったんじゃないかな。GSX-Rは次に向けての方向性もわかったんで、これから1か月半のブレイク中にできることはしっかりやって、次のタイ戦に向けて準備をしていきたいと思います。 |
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チームの結成からわずか4ヶ月だが、GSX-R600の熟成が進み、そして、チーム内のまとまりも出てき始めているTEAM KAGAYAMA ASIA。これからも注目のチームだ。 | ||
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毎回総入れ替えの6名のSUZUKIレースクイーン。今回はジャパニーズSUZUKIレースクイーンだ。彼女たちはスズキ・アジアン・ チャレンジ(アジア人で将来MotoGPに参戦できるライダーを育成するためのステップアップカテゴリー)でも活躍する! | ||
次は8月27-30日、タイでのレースになる。シリーズも折り返しだからね、後半戦は上り調子で行けるようにがんばるわ〜! |
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トップで戦いきるポテンシャルのマシンをノリ選手に渡すことができず、わ最も歯がゆい思いをしている加賀山就臣だけに、今回の表彰台を誰よりも喜んでいた。 | 雨のレース1では、好スタートを決めホールショットを奪ったノリ選手。そして見事表彰台を獲得した! チームピットでは拍手喝采が沸き起こった!! | |
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レース2でもスタートで一気に前に出るノリ選手。一方チームメイトのラフィード・トパン・スシプト選手は練習走行時の転倒のダメージで順位を上げることができなかった。 | 最終的にレース2では単独の5番手走行となってしまったが、ノリ選手は、「今までで一番いい状態で走れた」と満足気。次戦は更に戦闘力の上がったGSX-Rで上位を狙う! | |
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レース1は、日本人3名が表彰台に立った。その一角にチーム発足わずか4ヶ月ほどのTEAM KAGAYAMA ASIAが喰いこむとはだれが予想できたであろうか? | この表彰台を含む、鈴鹿戦での27ポイントで、獲得ポイントは43となりランキングは9番手まで上がった。 | |
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芳賀紀行(はがのりゆき)
1975年生まれ。ワールドスーパーバイクをメインに活躍してきた、世界戦43勝を誇るライダー。TEAM KAGAYAMAに合流し、2013年、2014年は鈴鹿8時間耐久レースで2年連続で表彰台を獲得している。 |
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