2015年6月8日
■“MT”シリーズの新製品「MT-25」をインドネシアで発売
ヤマハ発動機は、250ccの水冷・直列2気筒エンジンを搭載するスポーツモデル“MT”シリーズの新製品「MT
-25」を、2015年6月よりインドネシアにて販売すると発表した。製造および販売は、同国のグループ会社PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)が担当する。
「MT-25」は、昨年から先進国市場を中心に導入している「MT-09」「MT-07」の“日常的な速度域で楽しめるスポーツ性”や“MT”シリーズの世界観を、250ccクラスに展開したモデルで、アセアン・先進国市場で既に高い評価を得ている「YZF-R25」のエンジン、フレームなどのプラットフォームをベースに開発することで、優れた走行性とコストパフォーマンスを両立しているという。
開発コンセプトは、市街地を俊敏に駆け抜け交通の流れをリードする“大都会のチーター”で、主な特徴は、1)市街地での機敏かつ快適な走行に適した乗車姿勢、2)“MT”シリーズ共通の“マスフォワードシルエット”と“マス集中感”を具現化したデザイン、3)中高速で高揚感のある2気筒エンジン、4)軽快なハンドリングに貢献する165kgの軽量な車体設計、など。
近年スポーツモデルの人気が高まりつつあるインドネシアにおいて、ヤマハは昨年、「YZF-R15」「YZF-R25」などロードレースに憧れを抱くユーザー層に向けた新製品を投入。今回の「MT-25」は、これら高付加価値モデルとともに、さらなるヤマハブランドのスポーツイメージ向上に寄与し、市場全体での当社の販売拡大に繋げるモデル、として位置づけられている。また、「MT-25」は今後、“事業規模拡大”を担うグローバルモデルとして、先進国市場を含めた世界各国への投入も予定しているという。
メーカー希望小売価格は、4,600万ルピア(ジャカルタ店頭小売価格、日本円にして約43万円)、販売計画は、1万台(発売から1年間/インドネシア)。