2015年5月21日 

■LIQUI MORY GmbHが日本市場でMCオイルの発売を開始

 このほど、ドイツのナンバーワンMCオイルメーカーのLIQUI MOLY GmbH(リキモリ社)が、日本市場でバイク用オイルの販売を開始すると発表した。

 LIQUI MOLYといえば、レースファンにとっては、今シーズンのMoto2/Moto3のオフィシャル・エクスクルーシブ・オイルサプライヤーとしておなじみのブランド。オイルばかりでなく、ギアオイルやブレーキフルード、クリーナーなどクルマ、バイク関連のケミカル製品をラインナップするビッグブランドだ。現在世界122ヵ国にその製品を輸出しており、国内でも四輪用のオイルなどでは着々と実績を積み上げてきている。今回バイク用のオイルを販売開始するにあたっても一気にフルレンジの製品群を導入するという。

 具体的にはストリート用が、スポーツバイクからスクーターまで、オフロード用は別ラインナップとなっておりオフ車のみならず、ATVやスノーモービル用までをカバーする体制だ。

LIQUI MOLYのバイク用オイルの日本国内発売開始を発表するLIQUI MOLY GmbHのカルロス・トラペさん。 Moto2、Moto3でも市販製品とまったく同一の製品を使用しているという。LIQUI MOLYのトップブランド、4T SYNTH 5W-40 RACE。1リッター3,100円。7月からの発売開始を予定。

 ちなみにMoto2、Moto3レーサーに使用されているLIQUI MOLYオイルは、レース用に開発された特別な製品ではなく、今回の国内販売でも誰もが購入可能な市販製品だ。フルシンセティックタイプのLIQUI MOLYオイルで、5W-40と10W-50がラインナップされる予定。

 特徴としては、高耐久性、エンジンクリーニング性能、突出した潤滑性能、優れたエンジン保護および油膜性能、エンジンパワーを最大限に引き出すパフォーマンス、オイル自体の耐久性、確実なミッション操作と快適なシフトフィーリング、などが上げられている(Moto2、Moto3で選ばれた理由でもあるという)。

 LIQUI MOLY GmbH社は、1957年ドイツ、ウルムで添加剤メーカーとして創立され、エンジンオイル添加剤の「二硫化モリブデン」を主体とした添加剤の特許を取得。この添加剤はオイルの潤滑性能を向上させてエンジンの寿命を延ばし、万が一エンジンがオイル切れを起こしたときでもエンジンを保護する性能などにより一躍注目のブランドとなった。この液体(Liquid)二硫化モリブデン(Molybdenum disulphide)から社名が「LIQUI MOLY」と命名されたという。総売上は約4億2000万ユーロ、従業員数700人以上、製品ラインナップはオイルをはじめ、添加剤、クリーナー、ケミカル補修剤など4000点以上の製品を送り出しているという。

 また現在、「LIQUI MOLY・オフィシャル・サポートチーム」を募集中だ。日本発売を記念して、サポートチーム20チーム限定募集するという。サポートが決定したチームはオイルをサポート価格で購入が可能だ。問い合わせ、申し込みはLIQUI MOLY正規日本総輸入発売元のリキモリトレーディング(株)motorbike@lm-trading.co.jpまで。