2015年4月14日 

■ホンダ・ジャイロX のリコール(平成27年4月14日届出)

 対象車両は型式JBH-TD02 (通称名:ジャイロX)の車台番号TD02-1100002~TD02-1107804 (製作期間:平成23年5月9日~平成25年10月25日 )の7,803 台、車台番号TD02-1180004~TD02-1180325(製作期間:平成23年5月16日~平成25年8月28日 )の210 台(郵政専用車両)、車台番号TD02-1180104~TD02-1180345(製作期間:平成24年1月19日~平成25年9月9日)の132 台、計1型式、計1車種、計8,145 台。

 不具合の部位(部品名)は「緩衝装置(フロントピボットアーム)」。

 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「フロントフォークにおいて、ブッシュホルダー端部の面取り加工及びピボットアームブッシュの表面処理が不適切なため、ブッシュホルダーとブッシュ間のグリースが流出すると、フロントピボットアームとブッシュ側面の摺動抵抗が大きくなるものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、右側フロントピボットアームへ過大な応力が加わり折損し、最悪の場合、前輪ブレーキ操作時にフロントブレーキケーブルが引っ張られ、前輪がロックして転倒や走行不能となるおそれがあります」というもの。

 改善措置の内容は「フロントフォークを対策品に交換するとともに、フロントピボットアームを新品に交換します。なお、改善措置用部品の供給に時間を要することから、当面の暫定措置として、フロントピボットアームを点検し、作動不良が確認されたものについては、フロントピボットアームを新品に交換し、ピボットアームブッシュにグリースを塗布します。それ以外については、ピボットアームブッシュにグリースを塗布します」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:本田技研工業 お客様相談センター
TEL:0120-086819