SEROW250 30th Anniversary Special Edition 545,400円(4月15日発売)

★ヤマハ SEROW250 30th Anniversary Special Edition 解説

セローの誕生30周年記念した受注期間限定モデルを発売

“マウンテントレールモデル”としてセローが生を受けたのは今を遡ること30年前、1985年8月に発売されたセロー225だった。当時のヤマハのオフモデル、XT200をベースに独自の味付けを施し「マシンを操る楽しさと自然の中に入り込める機能」を売りにデビューしている。それまでのオフ車といえば、しゃにむにオフロードを飛ばすモデルがほとんどの時代。また、かといって難所を乗り越える技を競うトライアル車とも違った、いわば林道程度のオフロードをゆったりと走って楽しむモデル、という独自のコンセプトだった。ただ発売されるやいなや大人気、となったわけではなく、それこそ一歩一歩、林道をゆっくり走るように、徐々にその楽しさに目覚めるユーザーを増やしていったのだ。そして自らが築き上げたユーザーに支えられて2015年で30年。

フルモデルチェンジは2005年に一回だけ。225から250へと排気量を拡大したエンジンを搭載。XT250Xやtrickerとの兄弟車として登場している。最近のトピックスとしては、2010年7月に25周年記念モデルを発売。セローのイメージ・モチーフである“カモシカ”をアレンジした新グラフィックを採用した。

2012年1月30日には、パープリッシュホワイトソリッド1をベースカラーに、グリーンをあしらったモデル(シートをブラックのモノトーンとし、それまでのモデルで人気のあったゴールドホイールを新たに装備)と、もう一色のパープリッシュホワイトソリッド1にレッドをあしらったモデル(レッド×ブラックのツートーンシートに、赤を引き立てるシルバーホイールを装備)のラインナップを発売。

そしてこの年の8月には、アクセサリーをパッケージングした「TOURING SEROW」も発売している。このモデルは、セローをベースに、ツーリングに役立つ4点のアクセサリーを組み合わせて発売したもので、ノーマルモデルに約5万円のプラスで快適ツーリングが可能になるモデルとして注目された。

2014年1月には、2014年モデルとして、アウトドアイメージのアーガイル調グラフィックを採用した新色のベージュと、継続色のホワイト×グリーンの2タイプを発売。さらに5月には、ヤマハYSPの誕生30周年を記念した限定版も登場している。ホワイト×ブルーのカラー&グラフィックに、記念ステッカーを追加したモデルで、販売はYSP全店から。

今回のSEROW250の30周年記念モデルは、マットグレーメタリックの車体色をベースに、シュラウド部に左右非対称のロックパターン、カモシカをイメージさせるグラフィック、ビビッドなオレンジカラーの前後ホイールとハンドルスタンディング、及びシートステッチが施されたモデルだ。受注期間は、3月12日から10月末日まで。

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セローの誕生30周年記念の限定カラー&グラフィックモデル、SEROW250 30th Anniversary Special Edition。
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SEROW250 30th Anniversary Special Edition。左右非対称のロックパターンやカモシカをイメージしたグラフィックを採用。

★ヤマハ プレスリリースより(2015年3月12日)

マウンテントレールの世界観を開拓したロングセラーモデル
「SEROW250」30th Anniversary Special Editionを発売

ヤマハ発動機株式会社は、市街地からオフロード走行まで“操る楽しさ”を追求したロングセラー“マウンテントレール”「SEROW(セロー)250」“30th Anniversary Special Edition”を受注期間限定モデルとして2015年4月15日より発売します。 受注期間は2015年3月12日~10月末日です。

「SEROW250」“30th Anniversary Special Edition”は、“アクティブ・カジュアル・アウトドア”のコンセプトによるカラー&グラフィックを採用しました。特徴は、1)シュラウド部にあしらった左右非対称のロックパターンと、カモシカをイメージさせたグラフィック、2)ビビッドなオレンジ色の前後ホイールリムとハンドルスタンディングおよびシートステッチなどです。

<名称>
SEROW250 30th Anniversary Special Edition
 
<発売日>
2015年4月15日
 
<参考価格>
545,400円(消費税8%含む 本体価格505,000円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
 
<カラー>
マットグレーメタリック3(新色、マットグレー)
 
「SEROW250」30th Anniversary Special Edition フィーチャーマップ
 
・扱い易い51度のハンドル切れ角(最小回転半径1.9m)
★オレンジのハンドルスタンディング
★オレンジフロントリム
・空冷4ストロークSOHC単気筒 FIの250ccエンジン
・放熱性に優れたアルミシリンダー
・LCDデジタル式スピードメーター(時計、ツイントリップ機能付)
★ロックパターンで左右非対称グラフィック
★“カモシカ”イメージの絵柄ライン
★オレンジのシートステッチ
★オレンジのハンドルスタンディング
★30周年記念ロゴ
★オレンジリアリム
・低重心設計リアサスペンション(アルミシリンダー)
(★印は、30th Anniversary Special Editionだけのフィーチャー)
 

★主要諸元

車名型式 JBK-DG17J
SEROW250 30th Anniversary Special Edition
発売日 2015年4月15日
全長×全幅×全高(m) 2,100×0.805×1.160
軸距(m) 1.360
最低地上高(m) 0.285
シート高(m) 0.830
車両重量(kg) 130
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 40.0(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式   G370E
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 74.0×58.0
圧縮比 9.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 14[18]/7,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 19[1.9]/6,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 T.C.I.(トランジスタ)式
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ式
潤滑油容量(L) 1.4
燃料タンク容量(L) 9.6
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 2.846
2速 1.812
3速 1.318
4速 1.035
5速 0.821
減速比1次/2次 3.083/3.200
キャスター(度) 26°40′
トレール(mm) 105
タイヤサイズ 2.75-21 45P
120/80-18M/C 62P
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム(リンク式)
フレーム形式 セミダブルクレードル