2015年2月19日
■モリワキレーシング、J-GP2クラスに2台体制で連覇目指す
昨年、全日本ロードレース選手権にカムバックを果たしたモリワキレーシングと高橋裕紀は、J-GP2クラスで圧倒的強さと安定感でチャンピオンを獲得。4月に開幕する今シーズンも王座防衛、V2を目指す。また、今年は若手注目ライダー・日浦大治朗をチームに迎え、同クラス2台による盤石の体制となった。
CBR600RRエンジンを搭載するオリジナルマシン「MD600・J-GP2仕様」はサスペンションをKYBにスイッチ。共同開発をしながら、昨年以上の成績を目指すという。
尚、高橋裕紀は全日本選手権と並行し、アジアロードレース選手権(ARRC)に「MuSASHi Boon Siew Honda Racing」からSS600クラスにフル参戦することが決定。モリワキエンジニアリングはチームに対しMORIWAKI ZERO RACINGエキゾーストを始めとする機能部品を供給、活動を支援する。
高橋裕紀のコメント
「14年シーズンは多くの方々のご支援があり目標であったチャンピオン獲得が叶い、この場を借りて改めてお礼を言いたいです。さて、15年シーズンもモリワキレーシングで全日本JGP2に出場することが決まり、チャンピオンチームとして緊張感を持って二連覇を目指したいと思っています。
自己目標としては昨年達成できなかった『全戦全勝』を達成できるよう、全レースに集中していきたいと思っています。一方で全日本のレベルは高いので、昨年同様一瞬も気が抜けないレース展開になると思います。加えて、今年からサスペンションがKYBに変わります。サスペンションは車両の性格を左右する主要部品なので、KYBの可能性に大きく期待しつつ、昨年以上のマシンのパフォーマンスを引き出せるよう頑張っていきたいと思いますので、今シーズンも応援宜しくお願い致します!」
日浦大治朗のコメント
「昨年度のJGP2チャンピオンチームに移籍することが決まり、まずは率直な嬉しさと緊張感があります。この機会を作ってくださった関係者の皆様に感謝申し上げます。
また同じチーム走る高橋裕紀選手という大先輩から学べることも多いと思います。マシンはモリワキ製MD600ということで、世界レベルで実績のあるマシンですし、昨年まで乗っていたST600のホンダCBR600RRと エンジンは同じですがライディングも大きく修正する必要があると想像しています。私の最初のテストは2月末に予定していますので、そこでまずはマシンを楽しみたいと思います」