2015年2月19日 

■ドゥカティ、MotoGPとSBKの2015年チーム体制を発表

MotoGP

 2003年より参戦しているロードレースの世界最高峰・MotoGPクラス、ファクトリー・チームは昨年ランキング5位のアンドレア・ドヴィツィオーゾに加え、サテライト・チームから昇格したアンドレア・イアンノーネ(2014年ランキング10位)を起用。“Wアンドレア”のイタリアン・ライダーが、ドゥカティを再びMotoGPの主役に就かせるべく闘志を燃やしている。セパンで行なわれた第1回ウインター・テスト(IRTAプレシーズン・テスト)では3番手タイムの好結果を残し、2月23日より同地で行なわれる第2回のテストでは、サスペンション、シャーシ、エンジンも進歩を遂げた今シーズン用マシン「デスモセディチGP15」が投入される。

アンドレア・ドヴィツィオーゾのコメント
「数日後にはマレーシアに飛んで、セパンで2度目のウィンターテストに臨みます。早く新しいGP15をテストしてみたいという気持ちで一杯です。昨シーズンの実績には大いに満足しています。今シーズンに関しては、非常に明るい見通しを持っています。チーム内に漂う意気込みや勝利を渇望する気持ちが我々を後押ししてくれています。ドゥカティのファンの皆様は、今シーズンも我々をサポートしてくれるでしょう。この2年間、我々は一心不乱に仕事と取り組んできましたので、そろそろ収穫があっても良い頃だと思っています」

アンドレア・イアンノーネのコメント
「ドゥカティチームに加われて、本当に嬉しい気持ちで一杯です。ファクトリーチームへ加入は、私の夢でした。すでにドゥカティファミリーの一員という気分です。テクニシャンやメカニックとも良い関係を築くことができ、セパンでデスモセディチGP14.3に乗った時もすぐに良い結果が出せました。マレーシアでのプレシーズンテストはあと2回残っており、次回は初めてGP15でライディングします。このテストでハードワークを続け、マシンの戦闘力を向上させなければなりません。いずれにしても、見通しは明るく、数日後のテストを今から心待ちにしています」


SBK(スーパーバイク世界選手権)

 一方、市販車をベースに争われる世界最高峰レース、スーパーバイク世界選手権(SBK)では、新しいドゥカティ公式チーム「Aruba.it Racing」として参戦。ライダーは昨シーズン同様、チャズ・デイビスとダビデ・ジュリアーノが起用され、マシンはファクトリー仕様の「パニガーレR」を使用する。尚、SBKは2月22日、オーストラリア(フィリップアイランド)がシーズン開幕だ。