2015年2月10日 

■マクラーレン・ホンダ 、間もなく発進!

2015年マクラーレン・ホンダのパイロット、左よりフェルナンド・アロンソ(2005・2006年チャンピオン)とジェンソン・バトン(2009年チャンピオン)。

 2月10日、東京・青山の本田技研本社にて、今年からFIA フォーミュラ・ワン世界選手権(F1)に参戦する「McLaren-Honda」(マクラーレン・ホンダ)の記者会見が行なわれた。ホンダにとってのF1活動はワークス・チームとして、またエンジン・サプライヤー時代含め、1964~1968年、1983~1992年、2000~2008年に続く第4期目。 全16戦中15勝(1988年)といった黄金時代を築いたマクラーレン・ホンダの名前の復活に、世界中の注目が集まっている。

 記者会見にはフェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトンの両トライバーも出席。初戦に向けた意気込みを語った。尚、2015年の開幕戦は一部公道が使用されるアルバートパークを舞台に行なわれるオーストラリア(3月13~15日)だ。

 記者会見の模様はコチラ

 昨今のF1はマシン、レギュレーション共にかつてと比べ複雑で、マクラーレン・ホンダにとっても幾多の困難が待ち受けているはず。だが二輪同様、世界最高峰の舞台での活躍で、日本中に歓喜と勇気を与えて欲しい!

記者会見にはマクラーレン・テクノロジー・グループのロン・デニスCEO、ホンダ側からは伊東孝紳社長、F1プロジェクト総責任者の新井康久 専務執行役員が出席。

本田技研工業株式会社 伊東孝紳 代表取締役 社長執行役員 のコメント
「創業期より、Hondaはチャレンジすることをアイデンティティとして、半世紀以上にわたり、F1をはじめとするさまざまなレースに参戦し、四輪車メーカーとしての実力を磨いてきました。四輪最高峰レースであるF1に新しく導入された環境技術は、Hondaにとって真価を発揮するチャンスです。今回F1に参戦する意義は、将来、Hondaの卓越した技術につながる、究極のエネルギーマネジメントへのチャレンジにあります。また、過酷なレースは、プロフェショナルな人材を育む場にもなります。F1という極限の世界で培われた技術や人材を通じて、Hondaはイノベーションを起こし、勝ち続けることで、ファンの皆さんの期待に応えたいと思います。この夢の実現に向け、Hondaは、コーポレートスローガンである『The Power of Dreams』に強い決意の気持ちを込めて、F1にチャレンジします。2人の素晴らしいワールドチャンピオンを迎え、志を一つにしたMcLaren‐Hondaの、新たな歴史にご期待ください」

記者会見場となったウエルカムプラザ青山前には、全てトップチェッカーを受けている歴代ホンダF1も展示された。