XVS950CU BOLT-C/BOLT-C(A) 977,400円/1,028,160円(3月10日発売)
★ヤマハ XVS950CU BOLT-C/BOLT-C(A) 車両解説
ヤマハのVツインボバー「BOLT」にスポーティーモデル「BOLT-C」を設定
「Star original Bobber, Best for Urban Fun Ride!」(スターシリーズならではのボバースタイルと市街地走行の楽しさ)をコンセプトに掲げて開発された、シンプルな外観に都市近郊でのショートライドでの快適な走行性を備えたモデル、が2013年12月にヤマハのクルーザーシリーズに加わったBOLTだ。
エンジンは、XVS950Aに搭載されていた挟み角60度のV型2気筒をベースに開発された空冷ツインで、バランサーを廃して3軸をコンパクトに配置する最新エンジン技術によるマスの集中化なども行われ、シンプルで扱いやすいパワー特性となっているという。このエンジンを搭載するのはこれまたコンパクトでシンプルなダブルクレードルフレームで、XVS400シリーズ同様エンジンを車体の強度材としても活用するリジッドマウント方式を採用している。
本格的なクルーザースタイルのXVS950Aに対して、スポーティーなボバースタイルを取り入れたXVS950CU BOLTシリーズ。都市部の若者を惹きつけ、強力なライバルの牙城を突き崩すことができるのか注目されたモデルだった。
2014年7月には、BOLTシリーズの中でもゴールドリザーバータンク付きリアサスペンションなどを装備してアップグレードモデルとしたBOLT-Rをベースに、オリジナルのグリーンのタンクを採用したYSP誕生30周年記念モデルも登場している。
今回、BOLTシリーズがカラー設定を変更するのに合わせて、ハンドルやシート形状、フットレスト位置などを変更し、スポーティなポジションとし、フロントフォークブーツを採用するなどでクラシックイメージも高めたバリエーションモデル、XVS950CU BOLT-C、およびXVS950CU BOLT-C(A)がラインアップに加わった。
このBOLT-C/BOLT-C(A)は、ヤマハが2013年から推進している“中期経営計画”のなかで「基本プラットフォームをベースにしたバリエーション展開の拡大」を行う取り組みの第二弾(第一弾はMT-09 TRACER)でもある。
★YAMAHA プレスリリースより (2015年2月5日)
スポーティテイストを楽しめるVツインクルーザー
「XVS950CU BOLT-C」「XVS950CU BOLT-C(A)」を新発売
ヤマハ発動機株式会社は、「XVS950CU BOLT(ボルト)」をベースに、よりスポーティな外観を施したバリエーションモデルとして「XVS950CU BOLT-C」およびABS装備の「XVS950CU BOLT-C(A)」を2015年3月10日より新発売します。
「XVS950CU BOLT-C」および「XVS950CU BOLT-C(A)」は、「XVS950CU BOLT」の“プラットフォーム”をベースに、1)よりスポーティな走行が楽しめるライディングポジションへの変更(ハンドルとシート形状、フットレスト位置変更)、2)クラシカルなイメージのフロントフォークブーツ採用、3)メーター及び前フラッシャー位置変更、4)リザーブタンク付リアサスペンション装備(「BOLT-Rスペック」ベースでサスペンション全長変更)などを施し、クラシカルなスポーティイメージを満喫できるモデルです。
当社は2013年から進めている中期経営計画のなかで、二輪車事業での新たな取り組みとして“基本プラットフォームをベースにしたバリエーション展開の拡大”を掲げています。この取り組みの国内モデルへの展開第2弾となるのが、今回のモデルです。
- <名称>
- 「XVS950CU BOLT-C」、「XVS950CU BOLT-C(A)」
- <発売日>
- 2015年3月10日
- <メーカー希望小売価格>
- 「XVS950CU BOLT-C」977,400円(本体価格905,000円、消費税72,400円)
「XVS950CU BOLT-C(A)」1,028,160円(本体価格952,000円、消費税76,160円) - ※(A)はABS装着車。
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
- <カラーリング>
- 「XVS950CU BOLT-C」
- ■マットグレーメタリック3(マットグレー)
- ■ペールブルーメタリックJ(ブルー)
- 「XVS950CU BOLT-C(A)」
- ■マットグレーメタリック3(マットグレー)
- ■ペールブルーメタリックJ(ブルー)
- <販売計画>
- 1,200台(シリーズ合計/年間、国内)
- 「XVS950CU BOLT-C」フィーチャーマップ
- ・ライディングポジションにあわせたメーター配置
- ・アンダーブラケット懸架フラッシャー
- ・フォークブーツ
- ・スポーティな走りに貢献する前後サスペンション長調整(フロントサスペンション長「BOLT」比9㎜延長)
- ※空冷・4ストローク・60度VツインのFIエンジン、バランサーレス設計
- ※鍛造ピストン、メッキシリンダー、ローラーロッカーアーム、コンパクト設計エアクリーナー
- ・アルミ鍛造クリップオンハンドル
- ・スポーティなライディングポジション
- ・Vバンクカバー
- ・新デザインシート
- ・リザーブタンク付リアサスペンション(「BOLT-Rスペック」ベースでサスペンション全長6㎜延長)
- ・バックステップ配置のフットレスト(「BOLT」比較で後方へ150㎜、上方へ29㎜)
- ・躍動感を演出する前廻しの後気筒エキゾーストパイプ
- 画像は「XVS950CU BOLT-C(A)」
- ※印は「BOLT」共通フィーチャー
★主要諸元
車名型式 | EBL-VN04J | |
---|---|---|
XVS950CU BOLT-C〈XVS950CU BOLT-C(A)〉 | ||
発売日 | 2015年3月10日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.295×0.775×1.160 | |
軸距(m) | 1.570 | |
最低地上高(m) | 0.135 | |
シート高(m) | 0.765 | |
車両重量(kg) | 247〈251〉 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L) | 30.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時) | |
21.5(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時) | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | - | |
空冷4ストロークV型2気筒SOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 941 | |
内径×行程(mm) | 85.0×83.0 | |
圧縮比 | 9.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 38[52]/5,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 80[8.2]/3,000 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | T.C.I.(トランジスタ式)式 | |
潤滑油方式 | 強制圧送ウェットサンプ | |
潤滑油容量(L) | 4.3 | |
燃料タンク容量(L) | 12 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.066 |
2速 | 2.062 | |
3速 | 1.578 | |
4速 | 1.259 | |
5速 | 1.041 | |
減速比1次/2次 | 1.674/2.333 | |
キャスター(度) | 29°00′ | |
トレール(mm) | 130 | |
タイヤサイズ | 前 | 100/90-19M/C 57H |
後 | 150/80B-16M/C 71H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム | |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
※〈 〉内はABS装着車のデータです。
※燃費消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
※WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。