CBR1000RR SP Champion Special 2,111,400円(1月23日発売)
★ホンダ CBR1000RR SP Champion Special 車両解説
CBR1000RR SPにMotoGPチャンピオン獲得記念モデルが登場
CBR954RRの後継モデルとして2004年4月に発売されたスーパースポーツ、CBR1000RR。2002年、2003年と2年連続でMotoGPチャンピオンマシンとなったRC211Vの先進技術を取り入れて新開発された水冷4ストロークDOHCエンジン、ユニット・プロリンクサスペンション、センター・アップ・エキゾーストシステム、電子制御油圧式ロータリーダンパー、HESD(ホンダ・エレクトロニック・ステアリング・ダンパー)など当時のホンダの先進技術の粋を集めたマシンだった。
その後、2006年2月には、車両重量を4kg軽量化、カウル表面積を約13%縮小するなどの改良が行われた。エンジンもシリンダーヘッドの形状やサイズを見直し、バルブ形状、燃焼室形状を含めての改良で、足回りではフロントディスクの径の拡大、キャスター角、トレール量を変更するなどにより、より軽快な操縦性とマスの集中をはかっていた。
2008年9月には「オール・ザ・ベスト・イン・スーパースポーツ」をキーワードに初のフルモデルチェンジが行われた。更なる運動性能の向上を図るため、空力性能の向上とマスの集中化が行われ、よりコンパクトなフォルムのボディデザインに変更されている。スタイリング上の特長でもあったセンターアップ・マフラーは、キャタライザーを内蔵する特徴的なデザインの角張ったサイド・マフラー形式となった。
エンジン面ではシリンダーヘッドが小型化され、各パーツの徹底的な軽量化と合わせて、エンジン単体で約2.5kgの軽量化とコンパクト化を達成している。継続して採用されたPGM-FIと新採用の触媒により平成19年国内二輪車排出ガス規制をクリア。
2011年12月には、足回りを中心に大幅な見直しが行われた。操縦性に大きく影響する前・後サスペンション及び前・後ホイール形状を変更。ブレーキング時の安心感と立ち上がりのトラクション性能を高め、スポーツライディング時の扱いやすさをさらに向上させた。その他、メーターは視認性の高いフル液晶画面を採用、新たにギアポジションインジケーター、サーキットでのスポーツ走行に役立つラップタイマー、REVインジケーターを設定し、スポーツライディングにふさわしい装備としていた。
外観では、空力性能の向上とマスの集中化を図ったコンパクトなフォルムを引き継ぎながら、「スピード感と躍動感あるダイナミック」をキーワードに、ウェッジシェイプを基調にしたシャープでスピード感あふれる造形とされた。また、フロントのノーズカウル下には、空気の流れをコントロールし、ハンドリングの向上に貢献するチンスポイラーを新たに装備していた。
2012年11月には、ロスホワイトとグラファイトブラックの2色を新たに設定した2013年モデルが登場。また、同時にMotoGPで活躍する“Repsol Honda Team”カラーを施したCBR1000RR Special Editionが、11月12日から2013年1月7日までの受注期間限定で発売された。
2014年2月のモデルチェンジでは、エンジンの吸排気ポート形状を変更することなどで、4kWのパワーアップが行われたのを始め、新形状のウインドスクリーンを採用するなど、各部の見直し、熟成が図られた。また、オーリンズ社製前後サス、ブレーキキャリパーにはブレンボ社製を採用するなど、より特別な仕様とした「CBR1000RR SP」タイプもラインナップに加わった。
今回は、このCBR1000RR SPモデルをベースにRepsol Honda Teamカラーを施した“チャンピオン獲得記念モデル”をラインナップ。CBR1000RR SP Champion Specialとして、1月22日から3月8日までの期間限定で200台が発売される。
★HONDA プレスリリースより (2015年1月22日)
「CBR1000RR SP Champion Special」を限定発売
Hondaは、「CBR1000RR SP」に、ロードレース世界選手権シリーズ最高峰のMotoGPクラスに出場している「Repsol Honda Team」のカラーを施した「CBR1000RR SP Champion Special」をタイプ設定し、受注期間限定※1 で1月23日(金)に発売します。
このモデルは、2014年のMotoGPクラスにおいて、Repsol Honda Teamが「ライダー」「コンストラクター」「チーム」の3タイトル獲得を記念した特別仕様です。
フューエルタンク上部には、3タイトル獲得の記念ステッカーを採用。また、Repsol Honda Teamのマルク・マルケス選手のゼッケンナンバー「93」と、ダニ・ペドロサ選手のゼッケンナンバー「26」のステッカーと、テクニカルスポンサーのステッカーを、車両本体に同梱しています。
なお、ブレーキシステムには、電子制御式コンバインドABSを標準装備しています。
車体色は、バイブラントオレンジのみの設定です。
CBR1000RR SPは、CBR1000RRをベースに、エンジンの高出力化や車体の軽量化、専用サスペンションを採用することなどで、スポーツランディングの楽しみをより追求したスーパースポーツモデルです。
※1 受注期間は、1月22日(木)から3月8日(火)まで
- ●販売計画台数(国内・年間)
- 200台(受注期間限定)
- ●メーカー希望小売価格
- 2,111,400円(消費税抜き本体価格 1,955,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | EBL-SC59 | |
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CBR1000RR SP Champion Special | ||
発売日 | 2015年1月23日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.075×0.720×1.135 | |
軸距(m) | 1.410 | |
最低地上高(m) | 0.130 | |
シート高(m) | 0.820 | |
車両重量(kg) | 211 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費消費率(km/L)※2 | 26.1(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 1名乗車時) | |
17.3(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 3.3 | |
エンジン型式 | SC59E | |
水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 999 | |
内径×行程(mm) | 76.0×55.1 | |
圧縮比 | 12.3 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 91[123]/9,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 97[9.9]/8,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-DSFI] | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 17 | |
クラッチ形式 | 湿式多板ダイヤフラムスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.285 |
2速 | 1.777 | |
3速 | 1.500 | |
4速 | 1.333 | |
5速 | 1.214 | |
6速 | 1.137 | |
減速比1次/2次 | 1.717×2.625 | |
キャスター(度) | 23°30′ | |
トレール(mm) | 96 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58W |
後 | 190/50ZR17M/C 73W | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | 倒立テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式(ユニットプロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※2 燃料消費率は定められた試験条件のもとの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。