アドレス110 205,200円(3月19日発売)
★スズキ アドレス110 車両解説
原付二種アドレスにニューモデル「アドレス110」を新発売
原付二種ブームの立役者の一台でもあるアドレス125。軽快な走りとリーズナブルな価格で通勤、通学ユーザーをはじめ多くの若者の人気を集めたモデルだが、更なる環境、燃費の時代を見据えていよいよ新型が登場した。といっても125ではなく、ちょっと小さめの110という排気量での登場。そしてホイールも14インチと、名称こそアドレス110だが、これまでのアドレスV125シリーズとはまったく違った、新アドレスシリーズの誕生と言っていいだろう。
クラストップレベルの軽量ボディといえる97kgの装備重量、そして前後に14インチの大径ホイールを持つ車体に組み合わされたのは、WMTCモード値でリッター51.2kmの燃費性能を誇る強制空冷単気筒112ccエンジンで、6.7kW[9.1PS]/ 8,000rpmの最高出力と、8.6N・m[0.88kgf・m]/6,000rpmの最大トルクを発生する。
なによりも重要な使い勝手の面では、容量20.6リットルのシート下トランクスペースに、左側に600mml、右側に500mlのペットボトルを1本ずつ収納可能なフロントインナーラック、そして駐輪時に便利なサイドスタンドの標準装備、同様駐輪時にブレーキを掛けた状態を維持できるブレーキロックシステムの採用など、ベストセラーのアドレスならではの使い勝手をさらに発展させた、と言っていいだろう。
ちなみにこれまでのアドレスV125、’06年3月の発売モデル以降は、台湾の合弁会社で生産されていたが、このアドレス110は、インドネシアのスズキ・インドモービル・モーター社で生産され国内に輸入される。
★SUZUKI プレスリリースより (2015年1月19日)
スズキ、新型110ccスクーター「アドレス110」を発売
スズキ株式会社は、街中での使い勝手の良さを追求した軽量な車体に、優れた燃費性能と走行性能を両立したエンジンを搭載した、新型110cc原付二種スクーター「アドレス110」を3月19日より発売する。
「アドレス110」は、2014年9月にドイツ・ケルンで開催された二輪車の国際見本市「インターモト」で「Address」として発表した、燃費性能と走行性能を両立した新型の110ccスクーターである。小型スクーターのグローバルモデルとして、スズキのインドネシア子会社スズキ・インドモービル・モーター社で生産し、同国での販売をはじめ、日本、アセアン諸国、欧州、大洋州に向けて輸出する。
「アドレス110」は、クラストップレベル※1の軽量な装備重量97kgによる取り回しの良さや、51.2km/L※2の燃費性能と低中速域での優れた加速性能を特長とし、大容量のシート下トランクスペース、フロントインナーラック、シート開錠機能付ステアリングロックを採用するなど、日常の使い勝手の良さを考慮した。
また、シャープで引き締まった躍動感のあるデザインを採用し、細部まで作り込むことでグローバルに通じる魅力的な外観とした。
お求めやすい価格設定の新型スクーターとして原付二種スクーターのラインアップに追加することで、原付一種からのステップアップや、原付二種の乗り換えユーザーを中心に拡販を図る。
- ●「アドレス110」の主な特長
- エンジン・車体
- ・クラストップレベル※1の軽量な装備重量97kgによる駐輪時の取り回しの良さや、軽快な走行。
- ・燃焼効率向上と、摩擦抵抗の低減により51.2km/L※2の燃費性能を実現したパワフルなエンジン。
- ・安定した走行を実現する、14インチ大径ホイール。
- 装備
- ・フルフェイスヘルメットだけでなく、レインコートやグローブも同時に収納できる20.6Lの大容量シート下トランクスペース。※3
- ・フロントインナーラックは、左側に600ml、右側に500mlのペットボトルを1本ずつ収納可能。※4
- ・シート開錠機能付ステアリングロックには、鍵穴をカバーすることができるシャッターキーを採用。
- ・駐輪時に便利なサイドスタンドを標準装備。
- ・駐輪時に後輪のブレーキを掛けた状態を維持できるブレーキロックシステム。
- デザイン
- ・原付二種らしい機動力を表現する、シャープかつコンパクトに引き締まったデザイン。日常の使い勝手に配慮しながら、グローバルに通じる魅力的な外観とした。
- ・車体色は、白「ブリリアントホワイト」、シルバー「アイスシルバーメタリック」、黒「タイタンブラック」の3色を設定。
- ※1 国内原付二種スクータークラス。2015年1月現在、カタログ調べ。
- ※2 WMTCモード測定値、スズキ調べ。実際の燃費は、気象・道路・車両・運転・整備などの状況で異なる。
- ※3 形状、大きさによりシート下トランクスペースに収納できないヘルメットや小物もある。最大積載許容重量10kg。
- ※4 形状によりフロントインナーラックに収納できないペットボトルもある。最大積載許容重量1.5kg。
- 商品名
- アドレス110(EBJ-CE47A)
- メーカー希望小売価格
- 205,200円(消費税抜き 190,000円)
- 発売日
- 2015年3月19日
- 年間目標販売台数
- 6,000台
- ※ 価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
- ※ 製造事業者/スズキ・インドモービル・モーター社
- ※ 製造国/インドネシア
- ※ 輸入事業者/スズキ株式会社
★主要諸元※1
車名型式 | EBJ-CE47A | |
---|---|---|
アドレス110 | ||
発売日 | 2015年3月19日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.845×0.665×1.095 | |
軸距(m) | 1.260 | |
最低地上高(m) | 0.120 | |
シート高(m) | 0.755 | |
装備重量(kg)※2 | 97 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※3 | 53.0(国交省届出値 定地燃費値※4 30km/h 1名乗車時) | |
51.2(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時※4) | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 1.9 | |
エンジン型式 | AE54 | |
強制空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 112 | |
内径×行程(mm) | 51.0×55.2 | |
圧縮比 | 9.3 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 6.7[9.1]/8,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 8.6[0.88]/6,000 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ・キック併用式 | |
点火方式 | - | |
潤滑油方式 | - | |
潤滑油容量(L) | 0.8 | |
燃料タンク容量(L) | 5.2 | |
クラッチ形式 | 乾式自動遠心シュータイプ | |
変速機形式 | Vベルト無段変速 | |
変速比 | - | |
一次/二次減速比 | - | |
キャスター(度) | 25°45′ | |
トレール(mm) | 97 | |
タイヤサイズ | 前 | 80/90-14M/C 40P |
後 | 90/90-14M/C 46P | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニットスイング | |
フレーム形式 | アンダーボーン |
※1:主要諸元は道路運送車両法による型式指定申請書の数値です。(シート高を除く)
※2:装備重量は、燃料・潤滑油・バッテリー液を含む総重量となります。
※3:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※4:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※5:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※6:エンジン出力表示は「PS/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は、「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。[ ]内は、旧単位での参考値です。